外壁塗装で失敗しない!!カラーサンプルの活用術
外壁塗装で失敗しない!!カラーサンプルの活用術
外壁塗装は、住宅を保護するという観点からも、10年に一度を目安に実施する必要のあるメンテナンスです。
せっかく外壁塗装工事をするなら、イメージチェンジしてみるのも良いでしょう。
とは言え、住宅塗装における失敗が、後を絶たないという事実もあります。
「思っていた色に仕上がらなかった」
「思ったよりも派手になってしまった」
など、塗装前のイメージと仕上がりの差に後悔してしまう方も、少なくありません。
このような失敗は、たとえ塗装業者が優良業者だったとしても起こる可能性があります。
失敗をできる限り無くす方法として、外壁塗装のカラーサンプルを活用する方法があります。
そこで今回は、外壁塗装で失敗しないように、カラーサンプルを上手に活用する方法を紹介していきます。
ぜひ参考にして、外壁塗装であなたの住宅を望み通りの見た目に変身させてください。
目次
外壁塗装で失敗してしまう理由
外壁塗装で失敗してしまう最大の原因は、カタログなどの色の印象と実際に住宅に塗った際の印象が、異なるからです。
カタログなどに載っている色は、あくまで紙などに印刷したものや小さな紙に塗料を塗った見本です。
実際の外壁に塗装した状態とは異なるため、どうしても見た目に差が生まれてしまいます。
カタログだけの印象で色を決めてしまうと、「イメージと違う」ということになりかねないので注意したほうが良いです。
通常の塗装業者は、施工後のトラブルを避けるため、お客様が決定した色に従って塗装を行います。
そのため、お客様の決めた色で塗装を行った後に「イメージと違う」と言われても対処しようがありません。
塗り直しなどの失敗を避けるためにも、塗装業者とカラーサンプルを使った綿密な打ち合わせをすることが必須といえます。
外壁塗装のカラーサンプルとは?
外壁塗装で失敗しないためには、色見本と言えるカラーサンプルが、非常に重要な役割を果たします。
このカラーサンプルにも種類があるため、用途に応じて使い分ける必要があります。
カタログ
カタログは、塗料のメーカーが発行している「塗料の種類ごとの冊子」です。
その冊子には、どのような塗料と色がラインナップされているのか、掲載されています。
カタログに掲載される色のサンプルは、実際の塗料が紙などに塗られたものがほとんどです。
実際の塗料の色が確認できるため、より仕上がりがイメージしやすくなります。
様々なカタログを見比べることからスタートすると、色の種類やツヤのような質感も確認できるでしょう。
カタログには、塗料ごとの機能性についても詳しく掲載されています。
色以外の機能性も、外壁塗装で塗料を選ぶ重要な要素になります。
耐久性や防汚性など、塗装後の暮らしや次回のメンテナンスにも関わってくるので、合わせてチェックするようにしてください。
まずは、塗装業者で取り扱っているカタログを見比べて、希望の色や目的に合った塗料を決定していきましょう。
色見本帳
色見本帳は、一般社団法人日本塗料工業会が発行するサンプルです。
実用色が600色以上掲載されており、細かく色を設定したい時などに役に立ちます。
色見本帳には日本共通の色番号が振り分けられており、塗料メーカーのカタログに掲載されていない色も指定することが可能です。
カタログを見比べて、イメージ通りの色が見つからない場合は、色見本帳が役に立つでしょう。
ただし、塗料の種類によっては対応できないケースもあります。
また、基本色として常時販売している色でない場合も、割高になってしまう事があります。
さらにそのような塗料だと、傷が入った箇所を修繕する際にも、新たに追加で塗料を発注する必要があるため、何かと不便な点が出てくるでしょう。
また、色見本帳には外壁塗装には適さない色も掲載されています。
たとえば、明るい赤や黄色、ピンクなどです。
色見本帳に掲載されていても、全ての色が外壁塗装に向いている訳ではないので、注意が必要です。
塗り板
塗り板は「A4程度のサイズの板」に、実際の塗料を塗装したサンプルです。
塗り板は、塗料メーカーが準備しているものや、塗装業者が独自に準備しているものがあります。
カタログに掲載される色見本より大きなサイズで確認できるため、より住宅に塗装した状態に近い色の確認ができます。
塗り板は、希望色を決定した後に、最終確認的な意味合いで使用されます。
もし、塗り板が塗装業者の手元にない場合、メーカーに依頼して塗り板を準備してもらうのですが、1週間ほど時間がかかる事があります。
まずは、カタログ等のサンプルで色を決定し、最後に塗り板で最終確認するというのが、外壁塗装における色選びの大まかな流れです。
塗り板での確認をせず、カタログだけで決定した色で施工するような塗装業者は、信頼性に欠けるので注意してください。
カラーシミュレーション
カラーシミュレーションは、住宅の写真をパソコンに取り込み、外壁や屋根の色を当てはめて雰囲気をシミュレーションする方法です。
実際にお住まいの住宅を使って様々な色が試せるので、より完成後の姿をイメージしやすくなります。
カラーシミュレーションの最大の利点は、ツートンカラーのような多色使いも再現できることです。
近年では、よりおしゃれな住宅にするために、上下や左右で色を分けるツートンカラーも人気となっています。
このような多色使いで外壁塗装をする際も、カラーシミュレーションを使えば、イメージしやすくなります。
一方で、カラーシミュレーションはパソコン上での表現になるため、モニターやプリンターの性能が大きく出てしまいます。
そのため、実際に塗った色とカラーシミュレーションでのイメージの差が大きくなりやすい傾向にあります。
失敗を避けるためにも、カラーシミュレーションは「住宅の形状と相性の良い色を見極める」「ツートンカラーにして相性の良い色を確認する」といった使い方がベストです。
ある程度の色合いがイメージできたら、カタログなどのサンプルを活用して、より細かな色の選定をしてください。
外壁塗装のカラーサンプルを上手に活用する方法
外壁塗装の色を決める上で、サンプルは非常に重要な役割を果たします。
しかし、サンプルを上手に活用できなければ、イメージと仕上がりに差が生まれてしまいます。
そうならないよう、ここからは上手にサンプルを活用する方法を紹介していきます。
面積効果に注意する
面積効果とは、同じ色でも面積によって見え方が異なるという「目の錯覚」です。
明るい色の場合、面積が広いほどより明るく見えます。
また、暗い色の場合、面積が広いほど暗く濃く見えます。
このような目の錯覚によって、カタログと仕上がりの差が大きいように感じてしまいます。
なぜなら、カタログでは小さな面積で色を確認しますが、実際は、住宅の外壁という広い面積に色を塗るためです。
この面積効果による失敗を防ぐためには、なるべく大きなカラーサンプルで色を確認することが有効です。
色の最終確認では、A4サイズの塗り板を活用したほうが良いでしょう。
外壁の面積と比べるとサイズは小さいですが、カタログに比べると実際に近い色がイメージしやすいです。
また、面積効果を考慮した色選びも重要です。
明るめの色を選択したい場合は、実際に塗装するとより明るく見えるので、同系色で少し暗めの色を選択すると失敗しにくくなります。
同様に、暗めの色を選択したい場合は、同系色で少し明るめの色を選択すると上手くいくでしょう。
熟練の塗装業者なら、面積効果を考慮して塗料の色を提案してくれるので、参考にしながら色を決定してください。
太陽光の下で色をチェックする
色の見え方は、光の種類によって変化します。
室内の蛍光灯の下で見た色と屋外の太陽光の下で見た色とでは、印象が異なるといった具合です。
打ち合わせの段階では、屋内で色を確認しているだけの状態がほとんどです。
そのため、外での色の確認を怠ると「イメージと違う」ということになりかねません。
太陽光の下で色をチェックする場合、塗り板が役に立ちます。
塗り板が手元に届いたら、室内と屋外でどれだけ色の印象が違うかチェックしましょう。
また、朝昼夕でも色の見た目は異なるので、様々な時間帯で色のチェックをするようにしてください。
試し塗りを依頼してみる
試し塗りとは、実際に塗料をご自宅に塗ってみることを指します。
実際の住宅に色を塗るので、よりリアルな色の見え方を確認することができます。
外壁の材質や形状、光の当たり具合によっても色の見え方が変化するため、試し塗りは最も実際の色に近いサンプルということになります。
ただし、一度塗った色は落とすことができないので、外壁塗装を実施するまで試し塗りをした箇所が目立ってしまいます。
また、試し塗りは、業者によって対応できないケースもあります。
試し塗りを希望する場合は、一度塗装業者に相談してみると良いでしょう。
外壁塗装に関することは辻塗装にご相談ください
外壁塗装で住宅をイメージ通りに仕上げるには、カラーサンプルが非常に重要な役割を果たします。
しかし、使い方を誤っては、イメージ通りの外壁にならないことも少なくありません。
イメージ通りの外壁に仕上げるには、塗装業者のアドバイスも重要です。
経験豊富な塗装業者なら、面積効果や外壁の材質まで考慮して、希望の見た目に沿った色を提案してくれるはずです。
綿密に打ち合わせをすれば、きっと希望通りの見た目に住宅を変身させてくれるでしょう。
もし、福岡で外壁塗装をご検討中なら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、創業40年を迎えた地域密着型の塗装専門店です。
豊富な経験と知識を活用し、あなたの希望通りの外壁塗装を実現します。
ご相談やお見積もりは無料で承りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。