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外壁リフォームをする前に知っておきたい工事の種類と費用感

「外壁がそろそろ痛んできたかな・・」
「もうだいぶ古くなったし、リフォームの時期かな・・」と
リフォームについて調べてみても、よくわからないことも多いと思います。

特に、外壁や屋根にはリフォームにも種類があり、それぞれ工事の内容や費用も変わってきます。
さらに、家や外壁の状態によっては、必要なリフォームも異なってきます。

外壁リフォームで失敗しないためには、リフォームのタイミングや外壁材の特徴などの知識が必要です。
もちろん、目的によってリフォーム方法も異なってきますので、ここでは外壁リフォームの代表的な「外壁塗装」「外壁重ね張り(カバー工法)」「外壁張り替え」について解説していきます。
ぜひ参考にされて、希望に合った外壁リフォームを実現されてください。

目次

外壁材の特徴と耐用年数について

日本の住宅で使用されている外壁材のほとんどは、サイディング外壁とモルタル外壁になります。
サイディング外壁にも種類があり、それぞれ特徴と耐用年数が異なります。
耐用年数とは、外壁や住宅を風雨や紫外線から守る適正な期間のことです。
しかし、外壁塗装などの定期的なメンテナンスによって、耐用年数は変化します。

外壁材の種類耐用年数 特徴
窯業系サイディング40年価格が安く、デザインが豊富なので最も人気がある外壁材です。
蓄熱性と防水性がないため、10年以内の定期的なメンテナンスが必要です。
金属系サイディング40年断熱性が高く、耐震性に優れています。
また、軽量なので張り替え時の負担も少なくなります。
しかし、傷つきやすくサビに弱いです。
木質系サイディング40年断熱性が高く、温もりのある住宅になります。
防火性、耐水性が低く、劣化しやすいというデメリットもあります。
モルタル外壁30年防火性、耐久性、デザインの自由度が高く、高級感があります。
汚れが目立ちやすく、ひび割れもしやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、施工費用も高額になりがちです。
タイル40年耐久性が高く、重厚感や高級感があります。
職人の技量によってタイルの剥離が起きやすいので注意が必要です。
コンクリート30年耐久性、耐火性、遮音性が高いのが特徴です。
ただ、断熱性が低く、費用も高額です。
汚れが目立ちやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。

外壁のリフォームってどんなものがあるの?

住宅を長持ちさせるためには、定期的な外壁リフォームが必要です。
外壁リフォームは、一般的な外壁塗装から、大がかりな工事になる外壁張り替え工事まで様々です。
それぞれ、メリット・デメリットもあるので、ご自身の目的にあったリフォームを選択することが重要です。

外壁塗装

外壁塗装は、住宅の美観を保つだけでなく、外壁や住宅を紫外線や風雨から保護する目的で施工します。
一般的に、10年前後の定期的な外壁塗装を行いますが、これは塗料の耐用年数が10年前後となっているためです。
最近は機能性を高めた塗料も販売されており、遮熱性や防水、防汚に優れた高機能塗料も多数あります。

ただ、外壁塗装を施工せず放置してしまうと、見た目が汚れてしまうだけでなく雨漏りなども引き起こしてしまい、住宅そのものが劣化してしまいます。
そうなると、住宅の資産価値も低下してしまい、将来的に損してしまうことになります。

部分補修

外壁の劣化に気づいたら、自分でなんとかしようとせずに、すぐに専門業者に連絡しましょう。
専門業者なら、大掛かりな工事が必要なのか、費用も工期も抑えることができる部分補修で対応可能かを判断することができます。
そのまま放置すると、大掛かりな工事が必要になってしまい、多額の費用がかかってしまいます。

主な部分補修工事は、外壁の汚れやひび割れ(ヘアクラック)、シーリング材の「劣化」、外壁材の「浮き」「反り」「剥がれ」などを補修する工事になります。
DIYでできる部分補修もありますが、外壁劣化のサインを見逃さないためにも、一度は業者の方に点検してもらいましょう。

重ね張り(カバー工法)

既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて施工する工事が、カバー工法と呼ばれます。
初めてお聞きする方も多いと思いますが、住宅や外壁の状態によっては、とてもメリットの多い工事です。

既存の外壁の上に、そのまま新しい外壁材を重ねていくため、当然ながら外壁材は2重になってしまいます。
そのため、家全体の重量は重くなってしまいますが、断熱性や遮音性が高まります。
また、長期的にみてメンテナンス費用を抑えることができるため、リフォーム後もしばらく住む予定の方にはオススメの施工法です。

しかしながら、使用できる外壁材が限られているため好みの外壁材を選べない、外壁材を剥がす必要がないので下地の補修ができない、費用が高額になりがちといったデメリットもあります。

張り替え

張り替え工事は、既存の外壁材を全部剥がして、下地を補修しながら新しい外壁材を貼っていく工事になります。
主に、雨漏りや外壁に大きな劣化があった際に行う工事です。

張り替え工事の際は、外壁材を剥がして住宅内部の状態を把握できるため、防水シートなど住宅内側部分をメンテナンスすることができます。
また、お好きな外壁材を選ぶことができるので、新築同様の外壁になり、安心して同じ家に長く住むことができるオススメの施工法です。
とはいえ、既存の外壁材の処分費や下地補修などで、カバー工法よりも施工日数や施工費用がかかってしまいます。

外壁リフォームを考えるタイミング

外壁材は、築年数や定期的なメンテナンスを行なっているかで、耐用年数が変わってきます。
外壁材を点検して、劣化症状がないか確認してみましょう。
劣化症状があった際には、築年数を把握した上で業者の方に連絡してください。

とはいえ、外壁リフォームには種類があり、外壁の状態や住んでいる方の目的によっても、リフォーム方法が変わります。
金額に直結する部分ですので、家族や業者の方とよく話し合ってリフォームを行なうことが重要です。

サイディング外壁の場合

外壁を触って手に粉状に白い粉末が付いたら、外壁塗装を検討する時期です。
同時に、外壁材のつなぎ目であるコーキングの状態も確認してください。
隙間や剥がれやがあったら、メンテナンスのタイミングです。

サイディング外壁の場合、2000年以前に施行されたものは「直張り」されており、湿気などが溜まって雨漏りしやすいので、カバー工法か張り替えを検討されたほうがいいでしょう。
ひび割れや反り、隙間がある場合はカバー工法か張り替え工事、腐食などがある場合は、すぐに業者に連絡して、張り替え工事を行なったほうが良いでしょう。

モルタル外壁の場合

モルタル外壁は、厚みがあるほど不具合が起こりにくい外壁材です。
もし、外壁を触って手に粉状に白い粉末が付いたら、外壁塗装を検討する時期です。
外壁にひび割れがある場合には、外壁塗装業者に連絡してください。

2000年以前に建てた住宅や雨漏りが多い場合には、カバー工法がオススメです。
雨漏りやシロアリ被害によって腐食などが進んでいる場合には、外壁張り替え工事を行なってください。

外壁リフォームの注意点と費用について

外壁リフォームを行う際、大体の目安となる金額を把握しておかなければ、業者の提示する見積もりが適正かどうか判断できません。
高すぎる見積もり書や、安すぎる見積もり書は、詐欺業者の可能性があるため、注意が必要です。

種類注意点費用期間
外壁塗装優良塗装業者を選ばないと、施工後に後悔してしまう可能性がある80万円〜 100万円約1週間
重ね張り(カバー工法)住宅が重くなってしまうので、耐震性が下がってしまう150万〜 250万円2週間〜 3週間
外壁張り替えアスベストを含んだ外壁材の場合、処分費用がかなり高額になる180万円〜 300万円3週間
※費用は、30坪の一般的な住宅を想定しております。

住宅の形、使用する外壁材や塗料によって、費用も大きく変わりますのでご注意ください。

リフォームで使える補助金も!

各自治体では、リフォームで使える補助金制度を用意しています。
主に、屋根や外壁、窓などを指定された建材で断熱、遮熱のリフォームをすると、工事費の一部を補助してくれる制度になります。
申し込み期間や対象範囲なども各自治体によって異なるため、お住まいの自治体のホームページを確認してみてください。

福岡県でも、令和5年4月から福岡県既存戸建て住宅断熱改修費補助金を開始しており、最大1/3の120万円まで補助を受けることができます。
既存戸建て住宅の、耐震や断熱リフォーム工事に使用されるもので、詳しくは下記のリンクに詳細が記載されています。

詳細はこちら

福岡県の外壁リフォームは辻塗装へ

外壁リフォームは、新築時のような外観にすることができ、安心して家に住むことができますが、金額も高額になりがちなので、計画的にリフォームを行う必要があります。
しかし、金額ばかりに気を取られると、悪徳業者に騙されて後悔してしまうことにもなってしまいます。
外壁リフォームで騙されないようにするためにも、適正な金額を把握して、相見積もりを取ることをオススメします。

もし、福岡にお住まいで外壁リフォームを検討中ならば、私達辻塗装が力になります。
辻塗装は、40年間福岡近郊で営業を続けてきた、地域密着型の塗装専門店です。
これまで培ってきた専門知識と技術力で、あなたの理想の外壁塗装を実現します。
塗装に関することなら何でも相談に乗りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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