風水的にも良い「黄色」を違和感なく外壁塗装に取り入れる
外壁塗装を検討する場合、色の選択肢は豊富にあります。
中でも黄色は気持ちを明るくしてくれて、風水の面からも金運や人気運を発揮するとされる人気のある色です。
外壁に黄色を取り入れることを考えると、「派手になりそう」と敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、黄色にもいろいろなバリエーションがあります。
使い方によっては個性的なデザインにもできますし、街並みに馴染みやすいデザインにもできます。
違和感がない黄色の外壁にするコツを知って、好みに合う黄色を見つけてください。
目次
黄色がもたらす効果
黄色は、元気、楽しさ、無邪気、といったイメージを与える色です。
有彩色の中では、一番明るい色になります。
黄色は光を表現する時にも使われるように光輝く印象があり、古代マヤ文明では太陽を表す色として崇められていたそうです。
黄色い物は太陽、月、星、ひまわり、黄金など、活発でエネルギーのあるものが多いです。
興奮をもたらす性質があり、コミュニケーションが活発になると言われています。
また、黄色は左脳を刺激するので、知性を高める効果も期待できます。
黄色のものが身近にあると、判断力や記憶力、理解力が高まるとされています。
黄色は、明るい場所でも暗い場所でも見分けやすく注意をひくので、注意を引き付ける看板や踏切などに利用されています。
インテリアにおいては、軽やかな印象の黄色を用いるとカジュアルな雰囲気になります。
一方で、反対色の青や黒と組み合わせるとメリハリが生まれ、スタイリッシュな印象を与えます。
コミュニケーションを活発化させたいリビングや、頭をすっきりさせたい勉強部屋に取り入れたり、日当たりの悪い場所に明るさをプラスしたい場合に取り入れると効果的です。
風水における黄色の役割
風水において黄色は、金運上昇の効果があると言われていることはよく知られています。
風水のベースの考え方である五行では、この世の万物は「木・火・土・金・水」の五つの要素から成るとされており、黄色は土を象徴する色です。
土は金を活かし運気を強める「相生」の関係にあるので、金運をアップさせると言われています。
土を表す黄色と、同じく土を表す茶色は相性が良いとされ、組み合わせて使うとさらに効果がアップします。
また、風水では方角も重要な考え方の一つです。
黄色を使う場合には、「金」のエネルギーを持つ西側に、「金」をサポートする黄色を使うと良いとされています。
外壁に黄色を取り入れる場合には、参考にしてみてください。
黄色のバリエーション
黄色とひと口に言っても、原色のイエローや淡いクリーム色など、バリエーションが豊富です。
ここからは、黄色のバリエーションの一部を紹介します。
イエロー
単純なイエローは、色の三原色のひとつである鮮やかな黄色を指します。
はっきりとした発色で、視認性が高く刺激の強い色です。
店舗など、多くの人に気づいてもらいたい時、明るく元気な印象を与えたい時に効果があります。
住宅街には馴染みにくいので、一般の住宅では用いない方が無難です。
レモンイエロー
レモンイエローは、レモンの実のような少し緑がかった鮮やかな黄色です。
パキッとした印象で、まぶしいくらいの鮮やかさがあります。
風水ではレモンイエローは皇帝の色とされ、接客業などに適しています。
ただ明るすぎるため、イエローと同様に一般の住宅には不向きな色です。
クリームイエロー
クリームイエローは、カスタードクリームを連想するような薄い黄色です。
イエローよりも彩度と明度が低く、穏やかな印象を与える色です。
暖色系の温かみがあり、優しいイメージを見る人に与えてくれます。
また、希望をもたらす明るさは、気持ちが上向きになる効果があります。
そのため、外壁塗装に取り入れても、問題のないイエローと言えるでしょう。
山吹色
山吹色は、赤みがかった黄色でオレンジに近い色です。
色合いによっては、金色のような印象を与えます。
明るく元気な印象がありつつも、イエローより少し明度と彩度が低い分落ち着いた印象になります。
そのため、外壁にも取り入れやすいでしょう。
木材などの茶系とも相性が良いので、色の組み合わせがしやすいです。
ピーチイエロー
ピーチイエローは、桃の果肉のような淡いオレンジ色です。
オレンジよりも少しグレーがかっていて、くすんでいます。
そのため、くすみカラーでのコーディネートに合うでしょう。
ほんのりとした色味は、悪目立ちせずやわらかい印象を与えます。
ピンクに近い色なので、かわいらしい雰囲気にも合います。
からし色
からし色は、からしのような柔らかいイエローです。
鈍い色味は、和風建築にもよく似合います。
アイボリーやモスグリーン、ブラウンなどと相性が良いです。
明るい雰囲気と上品な雰囲気を兼ね備えた色で、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
オリーブ色
オリーブ色は、オリーブの実のような暗い緑がかったイエローです。
和洋どちらにも、使いやすい色です。
地中海風インテリアのオレンジ系のコーディネートにも合いますし、和風のからし色や木目にも合います。
オリーブ色をうまく使いこなすと、ワンランクおしゃれな印象になります。
黄色を使った配色パターン例
黄色はバリエーション豊かな色なので、外壁に取り入れる際には、コーディネートの方向性をあらかじめ決めておくと、うまく纏まります。
アイデア次第で素敵なコーディネートが作れますので、住宅街を散策して既存の家を参考にしたり、ネットで情報収集するなどして、好みのコーディネートを探してください。
パステルイエロー×ホワイト×グレー
イエローの明るさを活かしたい場合には、洋風のパステルコーディネートはいかがでしょうか。
原色のイエローに白を混ぜたパステルイエローなら、柔らかい印象になり周囲にも馴染みやすく、外壁に取り入れやすくなります。
窓枠や雨樋などの付帯部分には白を組み合わせることで、可愛らしい印象が引き立ちます。
屋根は目立ちすぎないよう、さりげなくグレーを合わせると効果的です。
パステルイエローとホワイト、グレーの組み合わせは、全体的に優しく爽やかなイメージで誰からも好かれるコーディネートです。
イエローゴールド×レンガ×アイボリー
オレンジ系統で全体をまとめると、地中海風コーディネートになります。
赤みがかった黄色のイエローゴールドとアイボリーのツートンカラーの外壁に、アクセントとしてレンガやタイルをプラスすると、地中海風コーディネートに近づきます。
門扉や照明、塀にアイアン素材を用いるのもおすすめです。
地中海風コーディネートは、好感度が高い人気のスタイルです。
レンガやタイルなどの異素材を加えることで、おしゃれな印象に高級感も加わります。
山吹色×木目×鈍色
くすんだ色味を組み合わせると、黄色を和風コーディネートに仕上げることもできます。
たとえば外壁を山吹色にして、戸袋や玄関ドア、外構には木目素材を用います。
木目を使うことで、和風らしさを強調できます。
さらに、屋根や雨樋には全体を引き締める鈍色を使うと、重厚な雰囲気を醸し出すことができます。
落ち着きのある佇まいは、庭木のグリーンとも相性が良いでしょう。
くすんだ色の組み合わせは、和風の良さを活かしつつモダンな印象もあるコーディネートです。
和風の建物のイメージを大きく変えて、新鮮な印象にしたい場合にはぜひチャレンジしてみてください。
黄色を使う際の注意点
黄色は使い方によっては派手に見えるケースや、落ち着きなく見えてしまうケースがあります。
そこでここからは、黄色の外壁にする場合に気を付けるべき点を挙げておきます。
彩度と明度を意識する
原色の黄色は、彩度も明度も高い色です。
彩度が高いとは、ビビッドで鮮やかな色を指します。
明度が高いとは、明るさが強く白に近い色を指します。
これらのことから、黄色系の色ははっきりとした明るい色になりがちです。
日本の住宅は白っぽい外壁が多いものの、あまり鮮やかな色使いの外壁は見られません。
茶系やグレー系など、彩度が低くくすんだ色味が多く使われています。
そのため、明るい黄色を使うと周囲から浮いてしまう可能性があります。
そこで、彩度が低い黄色か明度が低い黄色を使うことで、周りの景色に馴染みやすくなります。
組み合わせる色を工夫する
はっきりとした黄色に、反対色の青や紫、黒を組み合わせると明度の差が大きくなり、よりはっきりとコントラストが強くなります。
あえて強調したい場合には良いですが、一般の住宅には使いづらいかもしれません。
黄色と組み合わせる色を、オレンジや茶系など類似色にすると黄色が馴染みやすくなります。
また、青や黒と組み合わせたい場合には、黄色に白や黒を混ぜて黄色の派手さをやわらげることで、コントラストを抑えることができます。
色褪せ対策をする
外壁塗装は、主に紫外線の刺激によって年々色褪せしてしまいます。
特に日当たりの良い南面などは、色褪せのスピードが速いです。
色褪せのしやすさは色によって異なりますが、黄色は比較的色褪せしやすいと言われています。
特に、鮮やかな黄色は色褪せした時に目立つので、何らかの対策を考えた方がよいでしょう。
黄色系の中でも黄土色は、色褪せしにくいと言われています。
長い目で考えるなら、同系統で色褪せしにくい色を検討するのも一つの方法です。
塗料の中には色褪せに強いものもあるので、塗料の性能に注目して選ぶのもオススメです。
景観条例に注意
自治体の中には、景観条例を定めているところがあります。
該当地域の建物は、外壁の色に指定があったり、塗装前に申請が必要になる場合があります。
景観条例の趣旨は、美しい街並みや良好な景観を形成することにあるため、派手な黄色の外壁は認められないかもしれません。
景観条例の多くは大きな建物を対象にしていますが、一般の住宅が対象になるケースも見られます。
そのため、外壁を黄色にしたい場合は、お住まいの自治体の景観条例をチェックしてください。
色選びを成功させるポイント
黄色の外壁は比較的上級者向けのコーディネートですが、ポイントを押さえておけば、初心者でも成功させることができます。
黄色のコーディネートを成功させるポイントを挙げてみます。
コーディネートの系統を決めておく
外壁塗装のコーディネートでよく使われるのが、「北欧風」「南欧風」「和風」「シンプルモダン」といった外観スタイルの分類です。
まずは、自分の好みがどのスタイルなのかを確認してください。
スタイルを決めることで、数多い黄色のバリエーションの中から選ぶべき色が絞り込みやすくなります。
たとえば、和風にしたいのであれば、黄色の中でも「山吹色」「からし色」が選択肢に上がってきます。
スタイルを決めておくことで、全体にまとまりのあるコーディネートを作りやすくなります。
アクセントカラーをうまく使う
黄色は、レンガやタイルと相性の良い色です。
レンガやタイルを部分的に取り入れることで、メリハリの効いたおしゃれなデザインに仕上がります。
また、雨樋や幕板にアクセントカラーを使ったり、外壁をツートンカラーにすることで、デザインに変化が生まれ、黄色がより引き立ちます。
カラーシミュレーションを活用する
難しい黄色系のコーディネートを成功させるには、念入りに検討が必要です。
そこで、事前にシミュレーションをしてチェックすると安心できます。
業者に依頼すると、シミュレーションをしてもらえることがほとんどです。
また最近では、ネット上で手軽にシミュレーションできるサイトやアプリがあります。
塗料の色見本帳も活用して、微妙な色味の違いも検討してください。
サンプル帳の小さな面積と、実際に外壁の大きな面積に塗った場合とでは、見え方が違ってきます。
できれば塗り板を作ってもらい、太陽光の下で外壁に当てて確認してみてください。
外壁塗装のお悩みは辻塗装にご相談ください
明るくて活発な印象の黄色の外壁は、人気がある色のひとつです。
「黄色の外壁は派手に見えてしまうかも」と敬遠してしまいがちですが、ポイントを押さえればおしゃれな外壁コーディネートにすることもできます。
黄色のバリエーションは豊富なので、色選びで迷いやすいでしょう。
まずは自分の好みのスタイルを見つけて、そのスタイルにあった黄色を選んでください。
シミュレーションツールをうまく活用すると、色選びがスムーズです。
もし、外壁塗装の色でお悩みでしたら、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、住宅だけでなくビルや学校など大きな施設の塗装も手掛ける、経験豊富な塗装専門店です。
これまで培ってきた知識と経験を活かし、あなたの希望通りの外壁塗装を実現します。
ご相談やお見積りは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。