外壁塗装で憧れの北欧風デザインを実現するコツをご紹介
外壁塗装で人気のあるデザインの一つが、北欧風です。
洗練されていながら、ほっとする懐かしさも感じられる落ち着いた雰囲気は、若い世代を中心に人気があります。
外壁塗装工事では、外壁を好みの色に変えることができます。
10年に一度を目安に実施する塗装工事は、憧れのデザインに挑戦するチャンスです。
人気の北欧風デザインに近づけるには、どうしたらよいのでしょうか。
北欧風デザインを取り入れる場合のコツや注意点について、詳しくみていきましょう。
目次
北欧風デザインとは
北欧風デザインは、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなどの、北欧諸国で取り入れられているデザインを指します。
北欧は緯度が高い地域のため、日照時間が短く長く寒い冬が続きます。
そのような厳しい環境でも、「心地よく暮らせるように」との工夫が取り入れられているのが北欧風デザインです。
「自然に囲まれた中で自然に負荷をかけ過ぎないようにしながら共存すること」「家の中でおだやかで快適に過ごせること」「直射日光が少なくても明るく感じられること」がテーマとなっています。
インテリアの業界では、北欧風デザインの人気があがっています。
北欧の大手家具メーカーIKEAが日本に参入してからは、北欧風インテリアの認知度がさらに高まり、今ではすっかり定番のデザインとなりました。
おしゃれなインテリア雑誌では、北欧風のインテリアが常に取り上げられており、一般の住宅のインテリアでもよく見かけるようになりました。
しかし、建物の外観はというと、まだまだオーソドックスなデザインが多く、北欧風の外観の建物はそれほど多くありません。
外壁塗装工事では、建物の色を好きなように変えることができます。
その機会を活かして、人気の北欧風デザインの外壁にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
北欧風デザインの特徴
北欧風デザインは、モダンでありながらも温かみのある印象です。
その特徴を詳しくみていきましょう。
自然美を活かした素材や色合い
北欧には、湖や森など自然がありふれています。
その風土を反映して、インテリアにも自然を優しく取り入れています。
たとえば、植物を連想させるグリーンや木目の色使い、動物のモチーフ、レンガ色などです。
カラフルでありながらも、鮮やかな原色というよりは自然界に存在するような少しくすんだ色味が使われます。
このような落ち着いた色味を使うことで、ほっとした和む空間になります。
素材の質感も、人工的なシャープなものより木目やレンガなどの温かみのある素材が合います。
シンプルで機能的なつくり
北欧では、物を無駄にせずシンプルで上質なものが好まれる傾向があります。
そのためデザインは、シンプルな直線や曲線で構成されることが多く、色使いも数色のみですっきりとしています。
また、機能的で実用性が高いことも特徴のひとつです。
長年使い続けられる
北欧には長い年数使い続けることに価値をおく文化があるため、飽きのこないデザインが好まれます。
また、木材のように、耐用年数が長く、年数が経つとともに変化することを楽しめる素材が多用されます。
豊かで楽しい時間を過ごす
厳しい環境の中でも、楽しみを見出す工夫があるのも、北欧風デザインの特徴でしょう。
さりげない動物のモチーフ、カラフルな雑貨、幾何学模様のテキスタイルなどを、ちょっとしたアクセントとして取り入れています。
シンプルなだけでなく、おしゃれな印象を与えるポイントです。
北欧風が人気の理由
北欧風デザインが日本に定着したのは、北欧と日本に多くの共通点があるからだと言われています。
日本でも古くから、物を長く大切に使い続ける文化があり、慎ましく質素な暮らしをしてきました。
建物を木材や土などの、自然素材で作るという点でも似ています。
建築方法を見ても、寒さをしのぐ工夫や日光を取り入れる工夫が随所に見られます。
厳しい自然環境の中でも、工夫して暮らすという考え方に近いものがあったのでしょう。
ベースとなる発想が似ているため、日本の建物は北欧のデザインと相性が良く、受け入れやすかったのだと考えられます。
だからこそ、日本の建物に北欧風デザインを取り入れても違和感なく馴染みます。
それでいて、北欧デザインで見られる洋風な明るさやモダンな印象が新鮮で、おしゃれに感じられるのが人気の理由と言えます。
北欧風外壁におすすめの色
北欧風のデザインを外壁に取り入れる時に、おすすめの色は次のようなものです。
ホワイト
一番取り入れやすいベーシックな色は、ホワイトでしょう。
思い切って、外壁をホワイト系の色1色にしてみても良いかもしれません。
ベースをシンプルにすることで、差し色が引き立ちます。
木目のドアやカラフルな屋根の色を目立たせたい場合には、ホワイトベースがおすすめです。
ホワイトにもいろいろな色味がありますが、アイボリーがかったホワイトやグレーがかったホワイトが北欧風に似合います。
また、ホワイトはシンプルなだけに素材感も重要です。
木目調のホワイト、漆喰調のホワイト、タイルのホワイトでは、それぞれ印象が違います。
外壁塗装の際には、元々の外壁材の素材感を活かすようなホワイトを選ぶと良いでしょう。
単純に外壁を白くするだけでは、北欧らしさが演出できません。
窓枠や玄関ドアもすべて真っ白にする、屋根に北欧らしいアースカラーを持ってくるなど、どこかに北欧を感じさせるアクセントをつけることがコツです。
アースカラー
北欧らしさを一番表現できるのが、アースカラーです。
北欧らしいカラーリングと言えば、森林を感じさせるグリーン、木を感じさせるブラウン、曇り空を感じさせるグレーがあります。
差し色としてよく使われるのは、ブルーグレーやマスタード、レンガ色です。
このように、自然界で見られるような少しくすんだ色を使うのが北欧風デザインの特徴です。
外壁にアースカラーを使う場合は、上下、左右などで分けてアースカラーとホワイトでツートンにするのもオススメです。
また、アースカラーの中でも濃色を外壁に使う場合には、窓枠や破風板、雨樋を白にすると、北欧らしさを演出できます。
アースカラーを使う場合には、あまり色数を増やさずに建物全体で2~3色にまとめると引き立ちます。
モノトーン
落ち着いた印象の北欧デザインには、モノトーンも似合います。
モノトーンの中でも明るさを重視し、ホワイトとグレーを基調に、アクセントとしてブラックを足す配分がオススメです。
クールな中にも素朴さや優しさがある、北欧らしいモノトーンに仕上がります。
モノトーンの外壁には、庭木のグリーンや木目のフェンスを合わせるのも素敵です。
冷たい印象にならないように、温かみのある素材をプラスすると良いでしょう。
おすすめの北欧風外壁コーディネート
外壁を北欧風デザインにする場合の、コーディネート例を紹介します。
グレー×ホワイト
グレーを外壁のメインカラーにすると、一気に北欧らしい印象になります。
グレーはバリエーションが豊富ですが、ベージュがかったグレージュ、ブルーがかったブルーグレー、明度を落としたチャコールグレーが特にオススメです。
グレーは日本の街並みに馴染みやすく、汚れが目立ちにくいメリットもあります。
窓枠や破風板、雨樋に、アクセントカラーとしてホワイトを合わせるとまとまりが良くなります。
屋根色は濃いグレーにすると、全体に違和感なくなじみます。
グレーはシンプルなので、外壁材の質感によっては単調に見えてしまうこともあります。
物足りなさを感じる場合には、玄関ドアやフェンスに木目を取り入れるとアクセントとして効果的です。
グレーとホワイトの癖のない色合いは、幅広い年代から好印象を持たれます。
長く使っても飽きがこない、オススメのコーディネートです。
モスグリーン×オレンジ
北欧カラーの代表である、グリーンを使ったコーディネートです。
グリーンを使う場合は、モスグリーンのようなくすんだ色味がおすすめです。
グリーンには、アクセントカラーで明るい木目のオレンジを合わせると華やかになります。
ベランダの出っ張り部分、玄関周りなどの外壁の色を切り替えてツートンにするのもオススメです。
窓枠や雨樋は、落ち着きのある深緑やダークグレーで全体をまとめるとよいでしょう。
モスグリーンは、ホワイトと合わせると可愛らしい印象にもなります。
また、木目と合わせると重厚な印象になります。
緑が多い地域によく似合うコーディネートです。
ホワイト×ブラウン
シンプルなホワイトを基調とした外壁は、北欧風アレンジにしやすいのが魅力です。
白一色の外壁は、すっきりとした佇まいで、北欧風らしい印象になります。
破風板や雨樋もホワイトにして、目立たせないようにすると良いでしょう。
屋根は、シンプルなブラウンを合わせます。
玄関ドアやポストに差し色を使ったり、アイアンで外壁や玄関周りに装飾を加えることで北欧風を演出します。
差し色には、グリーンやレッドなど個性的な色を使うとおしゃれです。
明るく爽やかな印象で、好感を持たれるコーディネートです。
北欧風外壁を取り入れるポイント
外壁の塗り替えでは、建物の形を変えることはできません。
そのため、外壁の色を変えるだけでは北欧らしさを十分に表現できないこともあるでしょう。
そんな時には、ちょっとしたアレンジを加えてみることをオススメします。
窓枠にこだわる
窓の周囲に縁取りを付けると、北欧らしい印象になります。
濃色の外壁に白い縁取りは、典型的な北欧風のパターンです。
窯業系サイディングの場合には、外壁の上から縁取りを重ね張りすることもできます。
また、反対に外壁と窓枠を同じ色にして窓枠をなじませても、すっきりとして北欧風らしくなります。
既存の窓枠の色を変えるのは手間がかかりますので、窓枠の色に外壁を合わせる方法がオススメです。
塗り壁にする
モルタル外壁の場合には、左官仕上げにすることで、ハンドメイド感のある風合いを出すことができます。
左官仕上げのモルタル外壁は和風な印象がありますが、温かみのある仕上がりが北欧風の外壁にもよく似合います。
色は和風が強調されないように、シンプルなホワイトを選ぶと良いでしょう。
アイアン素材で装飾
アイアン製の装飾を外壁に取り付けると、北欧風らしさがよりアップします。
アイアンの装飾が施されたライトを、玄関周りに付けるのも良いですね。
予算に余裕があれば、門扉やフェンスをアイアン製にするとさらに統一感が出ます。
自然素材を取り入れる
木材との相性が良いのが、北欧風デザインの特徴です。
フェンスや玄関ドアをリフォームするなら、木目調にすると北欧らしくなります。
また、玄関ポーチやアプローチにタイルやレンガを用いると、アクセントとなります。
最近は自然素材に似せた「扱いやすい新素材」も開発されていますので、気軽に取り入れることができます。
色選びの注意点
北欧風の色選びでは、以下の点に注意してください。
変更できないパーツとの相性
外壁塗装では、基本的には塗装ができない箇所があります。
たとえば、窓枠、玄関ドア、雨戸などです。
どうしても見た目を変えたい場合は、工夫をして塗装をしたり、交換するという選択肢もありますが、基本的には色を変えることができません。
そのため、外壁の色を変える際は、変えられない場所と色の相性を考慮する必要があります。
周囲の街並みとの調和
「とてもおしゃれな仕上がりの外壁になったと思ったら周囲から浮いてしまった」なんてことになってしまわないよう、周りとの調和も意識する必要があります。
北欧風の色使いは、比較的日本の街並みに合いやすいですが、個性的な色を選ぶと悪目立ちしてしまうケースも考えられます。
北欧風デザインを得意とする塗装業者、経験豊富な塗装業者と相談しながら色選びを進めると失敗が少なくなります。
北欧風外壁塗装は辻塗装まで
最近人気の北欧風デザインですが、外壁にもちょっとした工夫で取り入れることができます。
北欧の住宅は、日本の住宅と考え方に共通点があり、北欧風のデザインは日本の住宅とも相性が良いと言われています。
北欧風デザインは、代表的な色であるホワイトやアースカラーを組み合わせるのが基本です。
窓枠やアイアン素材、自然素材をうまく取り入れてポイントにすると、北欧風デザインが引き立ちます。
ぜひ色々と工夫して、あなたの希望通りの住宅を実現してください。
北欧風外壁塗装の施工は、私達辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、住宅だけでなく学校や幼稚園など地域の施設の塗装も手掛ける、経験豊富な塗装専門店です。
豊富な実績と確かな知識をもとに、あなたの希望通りの外壁塗装をご提供致します。
ご相談やお見積もりは無料で承りますので、お気軽にご連絡ください。