スマートフォン版を表示

外壁塗装で失敗しないためのNG行為5選

外壁塗装で失敗しないためのNG行為5選

外壁塗装工事では、迷うことがたくさんあると思います。
電化製品のように完成した商品を買うのとは違い、業者とのやりとりをしながら決めていくことが多く、戸惑ってしまうかもしれません。

知識がないと、つい業者の言いなりになってしまうものです。
しかし外壁塗装業界には悪徳と呼ばれるような業者もいるため、気を付けなくてはなりません。
安心して外壁塗装工事ができるように、これだけはしてはいけないNG行為を覚えておいてください。

目次

塗装を先延ばしにするのはNG

新築時の外壁塗装は、10年を目途に塗り替えが必要です。
「外壁が色褪せて見える」「剥がれや汚れが目立つ」などの症状は、そろそろ塗装をするタイミングです。

そうは言っても、高額な費用がかかり、工事日数もかかる外壁塗装工事には二の足を踏んでしまいますよね。
ご近所で同じくらいの築年数の家が外壁塗装をしているのを見て「そろそろうちもしなくては・・・」と思いつつも、ついつい先延ばしにしてしまいがちではないでしょうか。

外壁塗装はタイミングを逃してしまうと、雨漏りなどの大きなトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
表面の塗膜に大きな傷みがないうちに塗装をし直せば、外壁本体は守られ続けます。
しかし、塗膜が外壁本体を保護できない状態になってしまうと、傷みが補修では対応できずに、最悪の場合には外壁の張り直しが必要になってしまいます。
塗装を先延ばしにする代償は、非常に大きいのです。

塗装の汚れや傷みが気になり始めたら、思い切って外壁の点検や見積もりを依頼してみましょう。
塗装業者の方が外壁の状態を見極め、適切なアドバイスをくれるはずです。

塗装業者選びのNG行為

塗装工事をすると決めたら、最初にすることが業者選びです。
業者選びの段階でしてはいけない、NG行為には次のようなものがあります。

訪問業者の言いなりになる

外壁塗装を検討するきっかけが、業者の訪問という方もいらっしゃるでしょう。
訪問業者は「おたくの外壁に剥がれがみられますよ」「近くで工事をしているので今なら値引きしますよ」といった勧誘をしてきます。

その場で見積もりを出す業者もいるかもしれません。
「あっという間に契約に至る」「よく考える時間もなく気づいたら契約していた」という話も聞かれます。

訪問業者の営業マンはとても話が上手で、塗装工事の知識がないとすべてを鵜呑みにしてしまうかもしれません。
しかし、訪問業者がすべて誠実な業者とは限りません。
訪問業者が来たとしても、まずは時間をおいてじっくりと検討しましょう。
できれば他社と相見積もりをとって、比較するのがベストです。

「今なら足場代が無料になるキャンペーンをやっています」というのも、悪徳業者の常套句です。
キャンペーンなどのお得な情報に惑わされずに、本当にその業者が信頼できる業者かどうかを見極めましょう。

自社施工ではない業者に依頼する

外壁塗装業界では、外壁工事を請け負った元請け業者が工事をするのではなく、下請け業者へ工事を回すことがよくあります。
この場合、元請け業者は中間マージンと呼ばれる手数料を受け取ります。
この手数料も工事費用に含まれ、総額の30%以上ともいわれています。

「自社施工」を謳っている業者は下請け業者を使わないため、その分のコストがかかりません。
費用の面で考えると、自社施工の業者に依頼した方がよいでしょう。

また、元請け業者の中には、工事を丸投げしたまま何もしない業者もいるので注意が必要です。
施主からの指示やクレームが、作業をする職人に正しく伝わらないトラブルもあります。
自社施工であれば、そのようなトラブルは避けられます。

ハウスメーカーへ依頼する

新築時にお世話になったハウスメーカーに、その後のメンテナンスもお願いすることもあるでしょう。
ハウスメーカーであれば建物にも熟知していて、すべてお任せできる安心感があります。
もちろん、メンテナンスへのアドバイスもしてくれるでしょう。

ただし、ハウスメーカーのほとんどは、塗装工事は下請け業者へ任せています。
中間マージンが発生する分、工事費用が高くなることは覚えておきましょう。

塗装費用のNG行為

外壁塗装工事をするにあたり、気が重くなってしまう原因のひとつが工事費用でしょう。
一般的な30坪程度の広さの戸建てで、60~100万円が費用相場と言われています。

「できるだけ安く済ませたい」と思うところですが、単純に安さだけを求めてしまうと、品質の劣化につながってしまいます。
特に、次のような行為はNGです。

必要以上の値下げ交渉

塗装業者の見積もりに対して、過度な値下げ要求をするのはやめた方がよいでしょう。
誠実な外壁塗装業者ほど、適正な材料費、作業費、利益を元にして見積もりを出しているため、大幅な値下げをする余地はほとんどありません。

それでも値下げをするとしたら、「材料費を下げるためにグレードの低い塗料を使う」「作業費を下げるために工事期間を短くする」「人件費を下げるためにバイトを使う」というように、どこかへしわ寄せがいきます。
結果的には、工事内容が劣悪になってしまうでしょう。

優良業者の場合、値引きはほとんどないか、あっても数%か数千円の端数を気持ち程度値引くいわゆる「出精値引き」の範囲です。
しつこく値下げ交渉をした場合、優良であれば工事を断られる可能性もあります。
品質の良い外壁塗装を実現するなら、あまり大幅な値引きを要求しない方が賢明です。

もしも、30%以上の値引き、数十万円の値引き、といった多額の値引きを提案されたら、悪徳業者を疑った方がいいかもしれません。
企業努力によって値引きをしたのではなく、初めから見積額を高く出している可能性があるので気を付けてください。

パック料金で安易に契約

最近よく見かけるのが、「パック料金」による外壁塗装工事です。
「外壁シリコン塗装60万円パック」のような形で表記されていて、中にはネットで契約できるものもあります。
一律料金のわかりやすさや、業者にお任せスタイルの気楽な点が受け入れられています。

ただし、パック料金をめぐるトラブルも聞かれます。
多いパターンとしては、基本料金でできる範囲が限られており、追加料金がかなり発生するというものです。
「塗装工事では必ず必要な、養生や高圧洗浄の工程が別料金だった」「パックに含まれる塗料のグレードが低く、希望する塗料を選んだら高額になった」という事例もあります。

パック料金で契約する場合には、「必要な工程がすべて含まれているか」「塗装をしてもらいたい範囲がすべて含まれているか」など細かい点にも注意してください。
特に外壁塗装工事は、塗料のグレードや3回塗りが基本となる塗装回数など、目に見えない部分によってできあがりの品質に差が出ます。
そして、その差がはっきりとわかるのは数年後です。
その時になって後悔することのないよう、比較検討することは非常に大切です。

パック料金が一概に悪いとは言えませんが、内容をよく知って比較検討したうえで契約してください。

DIY塗装

工事費用を節約したいと考えた時に、DIY塗装を思いつくかもしれません。
普段から日曜大工を趣味とされているなら、道具もある程度揃っているかもしれません。

しかし、戸建ての外壁塗装に関しては、DIYのハードルはかなり高いと思った方がよいでしょう。
理由はいくつかあります。

まず、2階建て以上の戸建ての場合には足場が必要だという点です。
梯子での作業は効率が悪く、危険も伴います。
専門業者に足場を組んでもらう方法もありますが、数十万円の費用がかかってしまいます。

次に、塗料の扱いが難しいという点です。
ホームセンターでもDIY用の扱いやすい塗料が購入できますが、業者が使用する塗料より耐久年数が劣ります。
ネットなどで業者と同じ塗料を購入することもできますが、性能を発揮させるには豊富な知識と経験が必要です。
正しい施工方法で塗らないと、せっかくの苦労が台無しになりかねません。

最後に、とても時間がかかるという点です。
プロの業者でも数人がかりで、2週間程度の日数が外壁塗装工事にはかかります。
一人で行うなら、数ヶ月はかかってしまうでしょう。

それでも作業自体が楽しい方であれば、DIYも候補として検討してみてもよいかもしれません。
ただし、費用に関しては外壁塗装工事にかかる費用の中の、人件費の部分が削減できるだけなので、材料費や足場代は同じようにかかります。
もし道具をそろえるとなると、その分の費用も追加で発生します。

手を付け始めてから途中で断念するとなると、労力も費用も無駄になってしまいます。
事前によく検討して、取り組んだ方がよいでしょう。

契約時のNG行為

業者を選定し見積もりをしてもらったら、いよいよ契約です。
契約時にも、気を付けるべきポイントがいくつかあります。

口約束だけで工事をする

最近では少なくなりましたが、古い慣習の業者の中には、口約束だけで正式な契約書を交わさないことがあります。
知り合いの伝手の場合や、親戚に頼む場合にもよくあるパターンです。

これは、後々のトラブルの元になるので危険です。
何かあった時に紛争の解決に必要になりますので、必ず契約書を交わすようにしましょう。

見積書が大雑把

見積書の項目が極端に少なく、「工事一式」のようにひとまとめに記述されていて、内訳がわからないものは問題です。
見積書の内容は、しっかりと精査する必要があります。

たとえば塗料であれば、どのメーカーのどの商品か、単価と使用量がはっきりと書かれている見積書がベストです。
塗装面積も図面から算出するか、実際に計測したものを基にした正確な面積が書かれているか確認しましょう。

大雑把な見積書では、作業の内容も大雑把になってしまう不安があります。
詳細な見積書を提出してくれる業者を選びましょう。

契約を急がせる

こちらで見積書を精査する時間がないほど、契約を急かすような業者は要注意です。
「早く塗装をしないと、雨漏りしてしまう」「今なら足場代を安くできる」といった言葉は、悪徳業者の常套句です。
契約させしてしまえば、後はどうなってもいいと考える営業マンもいます。

もし、誠心誠意お客様の立場になって考えられる業者なら、こちらの疑問点にも丁寧に答えてくれます。
納得いくまで考える時間をくれるのも、当然のことです。
セールストークに騙されないよう、ゆっくり考えることが大切です。

支払い時のNG行為

契約の際には、工事代金の支払い方についても約束も交わします。
支払い方法に関しても、NGな行為がいくつかあります。

工事前の全額支払い

外壁塗装工事の場合、工事前に全額支払うよう要求する業者はまずいません。
工事前に一部支払って工事後に残金を支払う2回払い、あるいは工事後の一括払いが主流です。

もし工事前に全額を支払ってしまうと、業者にお金だけをだましとられて持ち逃げされてしまうリスクがあります。
工事前の全額支払いを要求されたら、怪しいと思った方がよいでしょう。

クレジットカードのリボ払い

支払いは、現金(銀行振込)で行われることが主流です。
一度に支払う能力がない場合には、ローンで支払う方法もあります。

クレジットカードのリボ払いを利用して分割払いにする方法もありますが、ローンと比較すると利息の負担が大きいです。
利用する場合には、利息分の計算をした上で検討しましょう。

万が一トラブルになった時の対処法

NG行為を知らずに、トラブルに巻き込まれてしまった時には、落ち着いて対処しましょう。

契約を取り消したい場合は、「クーリングオフ制度」が利用できる可能性があります。
クーリングオフ制度を適用するには「訪問販売や電話営業であること」「契約した日から8日以内であること」などいくつか条件があります。
契約書を見ながら確認してみましょう。

また、業者とのトラブルについて、相談にのってもらえる窓口があります。
外壁塗装の場合は、以下の窓口が利用できます。

素人ではトラブルの解決が難しい場合もありますので、このような窓口を利用してください。

辻塗装なら安心して外壁塗装を任せられます

外壁塗装工事は機会が少ないので、何をどう進めればよいか不安に思うことも多いと思います。
そこで、外壁塗装工事をする際のNG行為を覚えておけば安心です。

優良な塗装業者に工事を任せることができれば、不安も一気に解消するでしょう。
悩みや疑問には親身になって答えてくれますし、品質を落とすような提案もしてこないでしょう。
外壁塗装は、業者選びが最も重要といっても過言ではありません。

もし福岡で外壁塗装をご検討中なら、私たち辻塗装までご相談ください。
辻塗装は、40年の歴史を持つ地域密着型の塗装専門店です。
お客様に信頼して頂くために、一級塗装技能士など各種資格をスタッフが取得しています。
相談やお見積もりは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。


辻塗装へお問い合わせ