外壁塗装で失敗しないために!大切な見積もりの確認項目
マイホームの外壁は、10年を目安に塗装し直すのが一般的と考えられています。
雨垂れの跡やひび割れなどがあると、見栄えが悪いだけでなく家の寿命を短くする原因になるからです。
ところで、外壁塗装を行うとなれば、必ず業者から見積もりをしてもらいますね。
実は、この見積もりがとても重要なのです!
「どこに依頼しても同じだろう」と思っていたら大間違いです。
大切なマイホームの外壁塗装は、信頼できる業者に任せなくてはなりません。
ここでは安心して外壁塗装を行えるように、見積もりする際の疑問や注意点、見積書でおさえておきたいポイントについてご紹介します。
目次
- 外壁塗装の見積もりが重要なワケ
- 外壁塗装見積もりを依頼するときの注意点
- 相場を知っておく
- 必ず数件に依頼する
- 業者に希望を伝える
- 外壁塗装の見積書で見るべき6つのチェックポイント
- 信頼できる施工業者の選び方
- 外壁塗装費用を安くおさえる3つの方法
- 外壁塗装をご検討中なら辻塗装に見積もり依頼を
外壁塗装の見積もりが重要なワケ
見積もりを依頼する理由は、大きく2つあります。
- 無駄な費用をなくすため。
- 信頼できる業者を見極めるため。
「外壁塗装の費用はいくらかかる?」と聞かれても、相場はあっても定価はありません。
ですから、実際の費用は業者の言い値になってしまうことが考えられます。
外壁塗装とは実際にどんな内容のことが行われ、どんなものに費用がかかるのかご存知でしょうか?
実は、費用は「塗料代と工事代」だけではありません。
たとえば、1階部分なら塗装するのに足場は使わなくても大丈夫ですが、2階、3階になると足場は絶対に必要です。
それに余計な場所に塗料が落ちて汚さないように、養生シートなども必要となってきます。
意外と細かい部分まで、費用に含まれてくるのです。
何も知らずに業者に任せっきりでいると、不必要なものまで付け加えられ、あとから高額な費用を請求されたということも十分にあり得ます。
見積もりが必要な理由には、「工事の内容をきちんと把握して、作業に対する適正な費用を知る」ことが、大きなポインにとなってきます。
このポイントをしっかりとおさえておき、「信頼できる業者を選び無駄な費用を払わないようにする」ために、見積もりは絶対に必要だといえるのです。
外壁塗装見積もりを依頼するときの注意点
見積もりが大切な理由をお分かりいただけたら、次は業者に見積もりを依頼するときの注意点3つをご紹介します。
注意点は、大きく分けると以下の3つです。
- 相場を知っておく
- 必ず数件で見積もり依頼
- 業者に希望を伝える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相場を知っておく
外壁塗装の費用の相場は、30坪で平均60万円~100万円ほどです。
これは、塗装する面積と使用する塗料により変わってきます。
住宅が大きいほど、塗装する面積は大きくなりますね。
この金額よりも、かなり高い金額を提示してくる悪徳な業者もいるので、相場は必ず調べておかなければなりません。
塗料はウレタン・シリコン・フッ素の3種類が基本となっており、主流はシリコン塗料で全体の70%を占めています。
塗料のグレードにより費用も変わってくるので、こちらも把握しておけば目安となるでしょう。
必ず数件に依頼する
「どこでもいい、面倒くさい、チラシで見たからココで良い」などは、一番危険です。
外壁塗装は悪徳業者が多い業界なので、運が悪いと雑な塗装をされかねません。
数件の業者に依頼すれば、それぞれの見積書を見比べることができます。
相場よりも費用がかなり高い、逆に安すぎるとなれば要注意です。
ごまかしや手抜き工事を防ぐため、相見積もりをしていることを相手に伝えておくことも1つの方法です。
業者に希望を伝える
見積もりを依頼するときは、最初に業者に伝えておかなければならないことがあります。
1つは、今回の工事の目的です。
汚れが目立つので見た目や色を変えたいイメージチェンジなのか、ひび割れや剥がれなどもひどいためのメンテナンスが目的なのか、この部分はきっちりと最初に伝えておかなければなりません。
工事内容や費用も変わってきますので、業者には希望を伝え疑問に感じることは細かい部分まで尋ねてみるとよいでしょう。
2つ目は予算です。
費用を安く抑えたいからと、安い金額を伝えることはおすすめしません。
契約したいがために、必要な工程を削ったり塗料のグレードを落としたりして、業者側から安い費用を提示してくる場合も考えられるからです。
費用の相場を知り工事目的を伝えた上で、見積書を数件の業者に依頼しておくことで、安心感も変わってきます。
塗装後に後悔しないように、万全の対策で望んでください。
外壁塗装の見積書で見るべき6つのチェックポイント
業者から受けとった見積書には、たくさんの項目が記されています。
その中でもやはり一番気になるのが、いったいどれだけの費用がかかるのかでしょう。
しかし、費用だけではなく、書かれている内容に注目する必要があります。
知らない名前ばかりが並んでいるかもしれませんが、ここはきっちりと確認しておきたいところです。
下記の6点がしっかりと記されていれば、かなり優良な業者だと考えられるでしょう。
- 工事内容
- 費用の内訳
- 塗り残し防止方法
- 塗料名
- 保証の有無
- 支払い方法
項目別にチェックしたいポイントをまとめてみましたので、ご参考にしてください。
①工事内容
工事内容を確認する、最も大切な項目です。
外壁塗装は、塗料を塗るだけではありません。
家の現状を調査して、その上で必要な工程が決められます。
数件に依頼した見積書を比較的するときに、最も役立つのが「調査診断書」と「仕様書」です。
見積もりを行う業者が自宅の調査で家の現状を記した書面のことで、見積書に記されている場合もあれば、別の書面になっていることもあります。
もしかすると、自分で思っていたよりもさらに必要な工程が加わる可能性も出てきます。
その場合は、高くつくと考えるのではなく、補修しなければならない箇所が見つかったと考えるのが良いかもしれません。
調査診断書を出すということは、それだけきっちりと状態を確認した証拠になります。
塗り替えが必要な部分と必要ない部分もはっきりと分かるので、業者にとってもごまかしがきかないことになります。
②費用の内訳
外壁塗装工事には、塗り替えるまでには念入りな準備があり、その工程それぞれにも費用がかかります。
なかにはこれらをまとめて、「外壁一式」などと書かれる場合がありますが、「一式」でまとめた書き方には要注意です。
一式でくくられていれば、一般的な工程はすべて含まれていると勘違いしてしまいます。
しかし、「一式」の表記なら知られたくない工程や、必要な工程を飛ばしたりすることができます。
そこで、必ず細かく記されていることを確認してください。
最低でも、」下記の6つが記されているかは重要です。
- 足場代
- 養生代
- 洗浄代
- 塗料代と回数
- シーリング・コーキング
- 廃棄物処理代
6つの項目が書かれてあれば、次は塗装面積・単価に注目してみてください。
- 塗装面積の単位は坪数ではなく、平米(㎡)ですか?
- キリのよい数字ではなく、細かい数字で表されていますか?
- 単価は相場とかけはなれた料金が書かれていませんか?
高すぎたり、安すぎたりするのも考えものです。
塗料名の確認も忘れないようにしてください。
〈費用でチェックしておきたい項目の相場〉シーリング・コーキング¥700~/㎡サイディングやパネルなどの目地を充填。
工程 | 相場 | 内容 |
---|---|---|
足場代 | ¥700~/㎡ | |
養生代 | ¥300~/㎡ | 塗装により周辺を汚さないようにするためのシートやテープ代などです。 |
洗浄代 | ¥300~/㎡ | 外壁の汚れや剥がれなどを落とします。 |
塗料代と回数 | 回数は3回 塗料の種類により単価に違いあり |
外壁に塗る塗料。 通常は下地、中塗り、上塗りの3回。 |
廃棄物処理代 | ¥20,000~ | 外壁塗装により出た廃棄物処理代。 |
〈1㎡あたりの塗料の相場〉
塗料名 | 相場 |
---|---|
アクリル塗料 | ¥1,400~1,600/㎡ |
ウレタン塗料 | ¥1,700~2,200/㎡ |
シリコン塗料 | ¥2,300~3,000/㎡ |
フッ素塗料 | ¥3,800~4,800/㎡ |
③塗り残し防止方法
外壁塗装では、3回塗りを行います。
下塗り・中塗り・上塗りが基本ですが、回数だけでなく塗り残しがないように丁寧な作業をしてもらいたいものです。
そこで、見積書に塗り残しをなくすための方法が記されているかもチェックしてください。
一般的には、塗りの工程ごとに少し違った色の塗料を使用し、塗り残しがあれば気づくようにされています。
また、写真を撮り確認させてくれる業者も多いです。
目で見て安心できる確認方法なども取り入れられているか、チェックしてみてください。
④塗料名
使用されている塗装はどこのメーカーのものか、一目で分かるように記されている項目です。
メーカー名と塗料名、種類(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素)が確認できるかがチェックポイントです。
基本的に、三大メーカーと言われている、日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研の塗料なら信頼あるメーカーです。
◯◯オリジナルなどと書かれている塗料名なら、一度確認してみるほうがよいでしょう。
⑤保証の有無
外壁塗装をした場合、どのような保証があるのかも重要なポイントです。
これは、契約前に必ず確認しておく必要があります。
- 何年保証なのか?
- どの部分を保証?(材木や鉄分は剥がれやすいので除外になっている場合も多い)
- どんな状態を保証?(紫外線などによる色の変化は対象外がほとんど)
などです。
また、保証は施工業者の「自社保証」なのか、それとも「団体・組合保証」なのかまで知らされていれば、もしものことがあっても安心できます。
⑥支払い方法
費用の支払いに関しては、値引きを大きくするかわりに前払い一括を要求してくる業者は危険です。
外壁塗装は費用が高額なため、少しでも安くなるならと思う気持ちはよく分かります。
しかし、全額支払ったあと工事もせずに、そのまま姿をくらます悪徳業者がいることを忘れてはなりません。
人の弱みにつけこむ特殊な詐欺被害に遭わないためにも、値引きをちらつかせて前払いを要求する業者には、十分に気をつけてください。
ただ、手付金といった意味で少額を先に支払い、残金は工事のあととする支払い方法はよくあることです。
外壁塗装にかかる費用は高額な金額ですので、くれぐれも全額を先払いしてしまうことのないように気をつけてください。
信頼できる施工業者の選び方
安心して外壁塗装を任せるには、信頼できる業者に依頼するのが一番の方法です。
分かっていても、そう簡単には見分けることができませんよね。
上記でご説明した相見積もりをしてみれば、それぞれの業者の考え方などが大まかに伝わってきます。
今ではインターネットなどでも一括で見積もりができますし、知り合いに業者がいるならば相談してみても良いでしょう。
業者選びのポイントは、以下の通りです。
- 気になる業者の実績や口コミと評判。実際に施工された方の本音が聞こえてきます。
- 依頼してみたいと思った業者が、「塗装技能士」や「建築業の許可」を持っているか?持っていれば信頼度が高まります。
- 費用などを隠すことなく鮮明に表記してくれているか。
- 営業マンの対応。契約を早めるために大きな値引きをして駆け引きしたり、期限を決めたりなどがない方が安心です。
- 聞かなくても知りたいことや、知っておかなければならない事を具体的に教えてくれる。
これらの条件に予算なども含めて、今後のメンテナンスなどにもつながる信頼できる業者選びを慎重に行ってください。
外壁塗装費用を安くおさえる3つの方法
見積書に書かれている金額が予算オーバーの場合、もう少し安く抑えるには3つの方法が考えられます。
①塗料のグレードをさげてみる
費用で削れる部分は、どうしても塗料になってしまいます。
高い塗料を使えば、外壁塗装を実施する頻度は低くなります。
しかし、一度にかかる費用は高額になるので、金額的に厳しいならグレードを落とすのも一つの手です。
どの塗料にも耐用年数があり、紫外線や雨、雪、風など、は地域によっても傷み方はかなりの違いがあります。
高いから良いのではなく、この家に良いとされる塗料の見直しをしてみてください。
②時期を変えてみる
工事する時期を変えてみると、少し費用をおさえられることがあります。
外壁塗装にも繁忙期があり、その時期は割引が効かないものです。
予定が合うのであれば、繁盛期を避けて施工業者の比較的空いている時期にずらしてみるとよいでしょう。
③助成金や補助金を利用する
自治体の出す条件をクリアしていれば、助成金や補助金を利用して費用を安くおさえられるかもしれません。
助成金や補助金がない自治体もあるので確認が必要ですが、利用できればかなり助かります。
予算があるため、すでになくなっている場合もあります。
一般的には、どの自治体でも条件はほぼ同じです。
- 使用する塗料は、遮熱・断熱のエコ塗料(素材)
- 着工前に申請する
- 税金の未納がない
- 必要書類をそろえる
- 自治体がすすめる業者が施工
どの方法もよく下調べをし、分からないことなどは業者に尋ねてみることをおすすめします。
きちんと回答がもらえれば、その業者の信頼度もアップしますね。
外壁塗装をご検討中なら辻塗装に見積もり依頼を
大切なマイホームを長持ちさせるためには、外壁塗装は避けては通れないことです。
高額な費用がかかるため、信頼できる業者選びを行ってください。
そのためには、ごまかすことなく誠意の伝わる見積もりを出してくれる業者を探すことから始まります。
自分なりに相場も知り、納得いくまで話し合える業者こそ信頼できる業者と言えるでしょう。
もし、外壁塗装のお見積もりをご検討中なら、私たち辻塗装にご依頼ください。
辻塗装は、36年間福岡にて地域密着で営業してきた、地域の皆様に信頼されている塗装業者です。
高品質な外壁塗装を、適正価格にて実現いたします。
ご相談やお見積もりは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。