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外壁塗装の相場はいくら?勘定項目ごとの価格を総チェック

外壁塗装の価格には定価がなく、適正な価格が分かりづらいというのが現状です。そのため、「外壁塗装の見積もりを取ってみたけれど、全然値段が違うから何が正しいか分からない」という方も少なくないと思います。

外壁塗装は、内容が非常に分かりづらい工事です。

分かりづらいことを悪用して、不当な金額を提示する悪徳業者も少なくありません。

だからこそ、金額に大きな開きが生まれてしまうことが多いのです。

分かりづらいからと言って、なにも知らないままでは悪徳業者に騙される可能性が高まります。

そこでまずは、外壁塗装にかかる費用の相場を知る必要があります。

相場を知っていれば、見積もりの価格と比較して、ある程度適正か判断することができますからね。

そこでここでは、外壁塗装工事にかかる費用の大体の相場を紹介していこうと思います。

ぜひ悪徳業者から身を守る一つの策として、活用してみてください。

目次

外壁塗装の相場はいくら?勘定項目ごとの価格を総チェック

外壁塗装の価格の決め方

外壁塗装の価格は、作業ごとの平米単価と塗装面積から算出されます。

塗装面積というのは、外壁の面積をすべて足し合わせたものですね。

建床面積ではないので、その点は注意してください。

塗装面積といっても、「どうやって算出するんだ?」と疑問に思うかもしれません。

図面があるならまだしも、家に図面を残している人は少ないと思います。

そこで使われているのが、特殊な計算式です。

外壁の面積は、以下の計算式によって算出されています。

外壁の面積=延べ坪数×3.3×(1.2~1.7)

3.3というのは、1坪の面積ですね。

つまり、延べ床面積に1.2から1.7の計数を掛け合わせたものが、塗装面積ということになります。

1.2から1.7という係数は、業者によって異なります。

また、家の形や外壁の材質により変化させることもあるので、一概にどの数字が適正とはいえません。

そのため、1.2から1.7の範囲内であれば適性と考えても問題はないかと思います。

外壁塗装の相場価格は?

一般的な二階建ての一軒家の場合、外壁塗装にかかる費用の相場は60万円~120万円程度といわれています。

ずいぶんと幅がありますが、これにはちゃんとした理由があるのです。

外壁塗装の値段は、家の大きさだけで決まるわけではありません。

外壁の劣化具合や、その他の付随する工事により大きく値段が異なります。

古く劣化が進んでいる外壁の場合、必要な作業が増えどうしても相場より費用がかかってきます。

逆に、新築後初めての外壁塗装なら、費用は安く済むことがほとんどなのです。

さらに、使用する塗料によっても、外壁塗装の費用は異なってきます。

特に最近では、高機能な塗料も開発されているので、良いものを選択するとどうしても値段は高くなります。

つまり、外壁塗装の価格は、高くしようと思えばいくらでも高くできるし、安く済ませようと思えばそれなりに節約できるということです。

そうなってくると、相場なんて知ったって意味がないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

外壁塗装の相場を知らないと、知識不足につけこんだ悪徳な業者に騙されるおそれがあります。

相場を知る必要がある理由

希望する工事により、外壁塗装の価格は大きく異なります。

それなら相場なんて参考にできなさそうですが、そんなことはありません。

ある程度の相場感を知って見積もりを精査することは、外壁塗装で失敗しないコツとなります。

残念なことですが、外壁塗装の業界は非常に悪徳な業者が多い業界です。

その数は、全国で1日平均15件もの被害相談が発生しているほどです。

悪徳業者から身を守るためには、ある程度外壁塗装の相場を知っておくことは非常に大切なこととなります。

ここからは、悪徳業者から身を守るために、相場価格の利用の仕方を紹介していきましょう。

極端に相場から外れている

外壁塗装の悪徳業者で最も分かりやすいのは、相場より極端に高い金額を提示してくる業者です。

相場より極端に高い価格を提示した後、ありえないほどの値下げで成約を迫ってきます。

ある程度の相場感を知っていれば、最初に提示される金額が異常であることが分かるはずです。

半額の値下げを提示するなら、値段を倍以上にして提示する必要がありますからね。

いきなり150万円を超えるような金額を提示してくる業者は、悪徳業者である可能性が高いです。

また、塗装価格が相場よりも安すぎるのも注意が必要です。

安いにはそれなりの理由があり、手抜き工事をされるリスクが非常に高いです。

最近では、非常にグレードの低い塗料を使うケースも増えてきています。

また、後から追加工事が発生し、結局高い金額を請求されることも考えられます。

安さにつられて契約して、工事後に後悔しても後の祭りなのです。

相場の範囲内でも注意が必要

外壁塗装の一般的な相場に幅があるので、そこまでおかしな価格を提示されることは多くありません。

そこで重要となるのが、勘定項目ごとの相場価格です。

外壁塗装には、どこに頼んでもあまり金額が変わらない費用があります。

たとえば、足場の設置にかかる費用などですね。

このような費用の金額を相場と比較することで、値段が適切かどうか判断できます。

つまり、勘定科目の相場をみることが、悪徳業者に騙されないために必要ということです。

外壁塗装工事で考えられる勘定項目

外壁塗装工事では、塗料以外にも様々な費用が必要になります。

考えられる費用をリストアップしてみると、以下のような費用が必要です。

  • 足場設置費
  • 材料費
  • 洗浄費
  • 下地処理費
  • 廃棄物処理費

材料費に関しては、ハイグレードな塗料を選べばそれだけ高くなります。

しかし、足場の設置や養生にかかる費用に関しては、どこの塗装業者でもそこまで違いはないはずです。

つまり、この金額を相場と比べれば、悪徳業者に騙されないということになります。

一般的な二階建ての家の勘定科目ごとの実際の相場

ではここからは、実際の外壁塗装工事の相場を紹介していきましょう。

外壁塗装で代表的な作業や、塗料ごとの相場価格は以下のようになります。

  • 足場代:600~800円
  • 飛散防止ネット:100~200円
  • 高圧洗浄:100~300円
  • 養生:250~500円
  • 下塗り:600~900円
  • ウレタン系塗料:1800~2000円
  • シリコン系塗料:2500~3500円
  • フッ素系塗料:3500~4500円

ちなみに上記の相場は、全て1㎡あたりの単価です。

塗装業者にも得意不得意があるので、ある程度バラツキが出るのは仕方がないことです。

ただ、ここで紹介した相場の範囲内には収まることがほとんどです。

このくらいの金額を相場として把握しておけば、悪徳業者に騙される心配はなくなります。

相場と比較するためにも、これらすべての項目を見積書に明記してもらわなくてはなりません。

「一式」などとまとめられては、相場との比較ができませんからね。

見積もりの見方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
こんな外壁塗装の見積書は危ない!!騙されないためのチェックの方法とは?

三階建ての家の場合はどうなる?

ここまでは、一般的な二階建ての家の相場を見てきましたが、二階建ての家と三階建ての家では、当然塗装費用も異なります。

三階建ての家の方が塗装する面積が広くなるので、当然相場も高くなるのです。

それから、平米単価の相場も三階建ての方が高くなりがちです。

これは、より高所での作業になるので仕方がないことですね。

作業の危険度が増すと、その分価格が高くなるのは当然のことです。

特に足場代は、高くすればするほど高額になります。

揺れたり崩れたりしないように強度を高める必要があり、作業が多くなりがちだからです。

細かな勘定項目まで記載した見積書を出す塗装業者を選びましょう

悪徳業者は、どうにか金額を偽って不当な利益を得ようとします。

不当な利益を得る方法は、「塗装費用を不当に高くする」「塗装工事を手抜きする」のどちらかですね。

これらの不当な手口を見破るためにも、外壁塗装にかかる作業の相場を知っておくことは非常に重要なことです。

提案された価格を相場と比較するには、詳細な見積書が絶対に必要になります。

外壁塗装は、工事内容により価格の差が激しいため、総額を相場と比較するだけでは適正価格かどうか判断できないのです。

細かな見積書が出せないということは、何かやましいことがあるということです。

一見安いように見えても、何か裏があるので注意してください。

もし、手元にある見積もりが適正かどうか不安なら、福岡市の辻塗装に相談してください。

辻塗装なら、36年の経験から、外壁の状態に合わせた適正価格を算出することができます。

もちろん、見積りも無料でお出ししています。

検討中の業者と比較したい場合も、お気軽にご相談くださいね。


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