福岡県 福岡市 早良区 N様邸 コロニアル屋根 遮熱塗装
2019年3月30日
お疲れ様です。
本日は早良区の現場のN様邸の遮熱塗装について紹介していきたいと思います。
コロニアル屋根の改修工事として日本ペイントの遮熱塗装仕様にて施工しました。
下塗り作業からの流れについて紹介していきます。
日本ペイント 遮熱塗料 サーモアイシーラー 下塗り 材料搬入
70㎡のコロニアル屋根の塗装作業ですので1缶で作業いたします。
外壁も遮熱仕様で作業しましたので、2缶の材料搬入になります。
屋根の劣化も激しくはなかったので、下塗りは1工程で充分でした。
日本ペイント 遮熱塗料 サーモアイシーラー 下塗り 施工状況
遮熱専用の下塗り材を、ハケローラーを用いて入念に塗布していきます。
含侵補強効果のある、高性能な遮熱専用の下塗り材料です。
下塗り材料の質も本当に良いので、安心して塗装できます。
コロニアル屋根は、本当に下塗りが大事になってきます。
日本ペイント 遮熱塗料 サーモアイシーラー 下塗り 完了
日本ペイントの2液形弱溶剤エポキシ樹脂太陽熱高反射(遮熱)シーラー サーモアイシーラー下塗り作業の完了写真になります。
スレート屋根に塗装する、サーモアイシリーズ専用のシーラー(下塗り)です。
反射性能を有するので、サーモアイシリーズの遮熱性能発現に貢献できます。
エポキシ樹脂によって、脆弱素材の表面を補強し、素材と強固に密着します。
今回の下塗りは屋根の素地がしっかりしており、1回塗りで充分でしたが、
劣化が進み、吸い込みが激しい場合には、必ず2回3回塗り重ねる必要があります。
こういったメーカーが推奨している下塗り施工の手間を理解して作業に取り組む必要があります。
屋根の脱気緩衝材と補強・補修材 タスペーサー 縁切工法 材料搬入
コロニアル屋根の縁切部材として毎度使用させて頂いております。
縁切部材の搬入写真になります。
屋根の脱気緩衝材と補強・補修材 タスペーサー 縁切工法 取付け状況
下塗り完了後に、一カ所一カ所丁寧に差し込んでいきます。
差し込んでいる箇所を塗膜で塞がないための大事な工法です。
この作業をせずに仕上げてしまうと、下地が腐食する原因になります。
小口部分の隙間が狭いコロニアル屋根では縁切工法は絶対に必要です。
こういった知識のない業者も存在しておりますので、お客様方々が注意しておく必要があります。
屋根の脱気緩衝材と補強・補修材 タスペーサー 縁切工法 取付け 完了
少し分かりにくいかもしれませんが、差し込み設置完了になります。
下塗り後に設置することで、隙間を作り通気を維持してくれます。
まだまだ、縁切りを行わない方は数多くいらっしゃるの事実です。
正しい施工知識が、少しでもお施主様や塗装業者さんに広まってくれればと思っています。
日本ペイント 遮熱塗料 太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料 サーモアイ4F 高耐久仕様 材料搬入
いよいよ仕上げ塗装になります。
仕上げ材料の搬入写真になります。
サーモアイシリーズ中では、最も耐候性、光沢保持性が高い塗料です。
屋根は直接雨風の影響を受けますので、劣化しやすい箇所となっております。
外壁より良い材料を使用することで、バランスの良い周期で改修工事ができるようになります。
外壁をシリコン塗装仕上げで施工した場合などに、屋根をフッ素仕上げにするだけでも、
次回の改修時期のバランスは本当に良くなりますので、いつも推奨させて頂いております。
日本ペイント 遮熱塗料 太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料 サーモアイ4F 高耐久仕様 上塗り1回目 施工中
遮熱塗装の上塗り作業1回目の塗布状況になります。
ローラーと刷毛を用いて、しっかりと塗布量を厳守しながらの作業になります。
日本ペイント 遮熱塗料 太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料 サーモアイ4F 高耐久仕様 上塗り1回目 完了
1回目の塗装作業が完了になります。
1回目の塗装作業では艶の出方がまだ不十分になります。
正しい希釈率で2回塗りをしないと、ムラが出たりしますので、
塗装本来の耐久性能に影響してしまいます。
必ず規定量をしっかりと丁寧に塗布作業することが大事です。
日本ペイント 遮熱塗料 太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料 サーモアイ4F 高耐久仕様 上塗り2回目 施工中
こちらが2回目の塗装作業施工中になります。
写真では少し分かりにくいかもしれませんが、
2回目の塗装作業を施工することでキレイに仕上がりが良くなります。
材料は絶対にケチらないことが、本当の本当に重要だってことを大事にしてます。
日本ペイント 遮熱塗料 太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料 サーモアイ4F 高耐久仕様 上塗り2回目 完了
コロニアル屋根の遮熱塗装作業の完了写真になります。
外壁は サーモアイウォールSi仕上げ ピュアライドUVプロテクトクリア仕上げ
コロニアル屋根は サーモアイ4F仕上げになります。
各部位にはファインパーフェクトトップを使用してますので、
次回の改修工事の目安としては15年周期ぐらいで考えると良いかもしれません。
バランスの良い遮熱塗装提案をさせて頂きましたので、
材料販売店の担当者の方には凄い良い仕様ですねーと声を頂きました。
太宰府市でも、こちらと同じような仕様で施工する予定がありますので、
次回もしっかり遮熱塗装の記事をバッチリ掲載させて頂こうと思います。
今回の屋根塗装工事でもう一つ注意しておくポイントを紹介いたします。
サーモアイ4Fなどの2液型塗料は硬化剤と主剤と希釈率もしっかりと守る必要があります。
細かい事を当たり前にできることが本当に大事だといつも考えてます。
こういった点を守らないでいると、塗膜本来の耐候性は生まれないみたいです。
作業をしっかりするのは当然の事なのですが、使用する材料をただ使用するだけではなく、
正しく考えて、一人一人が大事に取り組んでいく必要があります。
少しでも雑な気持ちで取り組んでいると、どこかで大きなミスにつながってしまいますので、
常にしっかりと職人たちと楽しく話し合う時間を本当に大事にしています。
良い工事をするための意識を高めあいながら作業に取り組んでいます。
職人一人一人が、本当に真面目に良く頑張ってくれていますので、
日々の励みになり、またしっかり取り組んでいこうという意識を持ち続けることができます。
頼りになる、本当に真面目な職人たちですので、自信を持ってお客様方々に伝えることができます。
辻塗装店ではしつこい営業や、押しつけ、不安をあおるようなことは一切しません。
正しく、お客様のニーズにお応えできるように提案させて頂けるように取り組んでおります。
お見積りだけでも、確実に力になれるように取り組んでますので、
是非是非、お見積りだけでもいいのでお気軽にご相談ください。
精一杯、真剣に対応させて頂きます。
日本ペイント 下塗り材料 水性カチオンシーラーについて
2019年2月18日
今日は日本ペイントさんの下塗り塗材
水性カチオンシーラーという商品について紹介させて頂きます。
水性塗料で臭気も弱く、取り扱いやすく安全な塗料になります。
内部外部どちらにも使用することができる汎用性の高い下塗り材料です。
日本ペイントさんのカタログに掲載されております、
図解の説明も掲載させて頂きます。
日本ペイントさん 水性カチオンシーラー 図解説明
水性カチオンシーラーは一般的な水性下塗り材に比べると電荷安定性が高く、素地との密着を高めてくれます。
素地にしっかり浸透し、表面強度も高めてくれます。
下塗の適用範囲が広くて、さまざまな材質に対しての密着力に優れたカチオン系のシーラーです。
けい酸カルシウム板、スレート、コンクリート(RC、PC)、モルタル、石膏ボート板などの素地、
旧塗膜に対しては樹脂リシン、樹脂スタッコ、複層仕上塗材、合成樹脂エマルション塗料などなど
あらゆる下地状況に対して下塗りとして使用することが可能です。
適用下地 適用用途 適用上塗り 塗装仕様例
劣化度合いが気になる施工部位などに対しては適応しにくい場合もありますので、
慎重に下塗り材料を選定することが重要になります。
【下塗り塗料は知らずに何となくで選んではいけません。しっかり適応する下塗り選定こそ超重要になります】
劣化度合いによっては他の上位ランクの下塗り材などを選定することなどが必ず大事になってきます。
必ず用途に合った使用方法を守ることで、正しく安全に耐久性を保って使用することができます。
こういった知識は、塗装に対して真剣に取り組んでいる会社なら、どこでも持っている知識だと思います。
下塗り材料がどういったものなのかを、施工する側がしっかり理解している必要がありますね。
最終的に塗料の密着や耐久年数には下塗りが大きく影響してきますので、細かい知識も重要になります。
下塗りは上塗りと同等、もしくはそれ以上に大事だと考えられるくらいで丁度良いと思います。
水性カチオンシーラーは室内のけい酸カルシウム板などの完全水系仕様に対応できます。
水性仕様にすることで、より安全で臭いをあまり気にすることなく施工できますので、
室内の塗装工事などはかなり重宝している下塗り塗料になります。
弱溶剤系ですとさまざまな問題が起きたりする場合がありますので、水性仕様の方が良い場合が多いです。
室内では紫外線や雨風があたるわけではないので、特に問題なく使用できる事の方が多いです。
最近は下塗り材もかなり進歩してきたため、なかなか外部で水性カチオンシーラーを使用しなくなりましたが、
でもでも用途さえしっかり確認厳守すれば、全く問題なく外部にも使用することができますので、ご安心ください。
基本的には、日本ペイントさんの材料は、本当に信頼度が高い塗料だと思います。
日本ペイントさんは、今の良きスタイルを貫いて、常に業界トップに立ち続けてほしいですね。
水性カチオンシーラーは外部の場合には必ず守らなければならない注意事項がありますよ。
知らずに使用されてしまうと施工不良につながってしまう、本当に重要な事になります。
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※外部に使用されている「けい酸カルシウム板」への使用は適応してません。
新築の破風の部分や軒天などににも良く使用されています建材になります。
軒天は雨や紫外線をの影響を受けないため、水性カチオンシーラ使用は問題ありません。
水性カチオンシーラは合成樹脂エマルション型シーラーという部類の規格になります。
シーラーの中では最も普及しているシーラーで、耐アルカリ、耐水性に優れた、経済性に優れたシーラーです。
他のシーラーと比較して多孔質で通気性のある塗膜になります。
合成樹脂エマルション型シーラーは、ケイカル版等の吸収性が強い素地の場合、水が素地にすぐ吸い込んでしまい、
シーラー樹脂が下地の内部に浸透する前に下地表面で粒子が融合して塗膜を作ってしてしまう為、
ケイカル板等の吸い込みが激しい下地に対しては、上塗り塗料の付着性も悪く、下地の補強効果も劣ります。
内部などのケイカル板の塗装等に関しましては、上塗り材料も水性ケンエースなども使用することで、
より良い密着強度を保った施工をすることが可能です。
【けい酸カルシウム板】
ケイ酸カルシウムと繊維系物質を化学的に配合して生まれた物質です。ケイ酸カルシウム板は、簡単に言えばその名の通り「板」の一種です。ケイ酸カルシウム板の特徴としては、耐火性・断熱効果・強度に優れていることがあげられます。ケイ酸カルシウム板が建築材に使われている、大きな原因です。
つい最近まで建築材の主役を担っていたのが、この繊維補強セメント板です。
繊維補強セメント板には、繊維混入スラグセメント板などが含まれます。
その特徴は、衝撃耐性・強度・施工性が高い事があげられます。
建築材として一見、何も問題がないように思われるこの繊維補強セメント板ですが、
1つ大きなトラブルを抱えている事が判明しました。
近年世間を騒がしている、アスベストが使用されているのが、この繊維補強セメント板なのです。
皆さんもご存知の通り、アスベストに対する社会的関心が非常に高まったので、繊維補強セメント板は、
ほとんど使われることがなくなりました。
その代わりに使われているのが、ケイ酸カルシウム板なのです。
ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)はけい酸質原料、消石灰、パルプ等補強繊維が主原料の不燃ボードです。
オートクレーブ養生という手法で結晶化させておりますので、
湿気などでの寸法変化、反りなどが少なく品質が安定してるという特徴があります。
ケイ酸カルシウム板は腐食しないという特徴がある本当に優れたボードです。
少し脆さなどもあるため、外壁などではあまり使用されてはいないのですが、
アスベストの問題が発見されたことで、次世代を担っていく建材ということになります。
さらに建材も進化していくことで、強度が増していくんじゃないかと考えています。
塗装も同時に進化していくことを期待しながら、毎日の勉強を楽しみながら続けます(笑)
少し長くなりましたが、最後にケイ酸カルシウム板についての説明もさせて頂きました。
下塗り材料も、必ず塗り重ねるための乾燥時間などもしっかり守ることが大事です。
塗料がしっかり乾燥する前に次工程に入ってしまうと、塗料の本来の効果が発揮されない場合があります。
そういった事も気遣いながら、正しく大事に施工することを心掛けると、より良い施工が実現いたします。
今日は水性カチオンシーラーの仕様・用途についてを説明させて頂きました~。
日本ペイント 水性カチオンシーラー 下塗り塗料
その他の下塗り材料や上塗り材料に関しましても、ブログなどにて紹介させて頂きます。
ちょっと気にかけた方がいい事や、知ってて損することはない情報なども、紹介させて頂きます。
このブログを拝見した方が、良い塗替え工事ができるように、少しでも参考になればと思って、
情報を少しづつでも発信し続けていきますので、宜しくお願い致します。
シーリング工事について 重大知識 2面接着3面接着の意味 ワーキングジョイントの説明
2019年2月17日
まずシーリングとは
窓・ドアまわりの隙間や外壁のつなぎ目などをつなぎ、埋め合わせるために、
ゴム系のシーリング材を充填する工事をシーリング工事と呼びます。
最近の住宅では建物の洋風化に伴い、その防水性の重要性は高まっています。
シーリング材の発達で、雨仕舞いはシーリング処理で済ませる傾向は高まっております。
それと比例して、シーリング材の劣化や施工不良による雨漏りのトラブルも増加しています。
外壁塗装におけるシーリング工事とは、外壁の目地やサッシ周り、外装付属品などの取り付け周り、
屋根やバルコニー等の隙間を防水、雨仕舞のためシーリング材で充填する工事を言います。
従って、シーリング材が劣化したり、ひび割れ、剥れなどは雨漏りの原因になり、
建物の防水性に大きな影響を与えます。
そのシーリング工事についての大事なことを紹介します。
必ず2面接着で施工する必要のある【ワーキングジョイント】の紹介を致します。
ワーキングジョイントとは、構造部材の被着体の変形が予想されるジョイントです。
建具回りの目地、ガラス回りの目地、乾式パネルの目地なども含みます。
住宅などのサイディングボード外壁のジョイント部分なども含まれています。
今回はワーキングジョイントの意味、2面接着と3面接着の違いについて説明します。
※反対に、被着体の変形がないジョイントを、ノンワーキングジョイントといいます。
鉄骨造は特に変形しやすい構造です。よって、鉄骨造の建具回りの目地はワーキングジョイントです。
ガラス回りの目地や、乾式パネルの目地もワーキングジョイントですね。
また、2面接着の方法は下記があります。
バックアップ材を用いる方法
ボンドブレーカーを用いる方法
バックアップ材、ボンドブレーカー共に、シーリング材と接着させません。2面のみ接着することが目的だからです。
逆に2面接着の必要がないノンワーキングジョイントについてですが、
被着体の変形が予想されないジョイントです。
変形が無いので、3面接着とします。
鉄筋コンクリート造の誘発目地などが、ノンワーキングジョイントに該当します。
2面接着は、ワーキングジョイントに使います。3面接着はノンワーキングジョイントです。
前述しましたが、ワーキングジョイントは、被着体の変形があるので、シーリングはなるべく拘束しません。
変形を拘束する箇所が多いと、ひび割れが増えるからです。
まとめ
ワーキングジョイントは、構造体の被着部の変形が予測されるジョイントです。
シーリング目地がひび割れないように2面接着にすることで、
シーリング材が自由に伸縮して追従することができます。
こういった正しい知識がなくて工事を施工をしてしまうと、やはり他にも危ないな事もあります。
ワーキングジョイントを2面接着で施工してしまった場合、
シーリングが切れてしまうといった現象は当たり前に起こるのですが、
シーリング材の密着が強く、サイディングなどの部材が動きに余裕がなくなってしまい、
シーリング以外の破損などの原因になる場合もあります。
ですので、こういった細かいところに対しても熱心に取り組むことが大事なんです。
これくらいとか軽い気持ちで作業をする施工店もそうですが、
お仕事を請け負う側のえいぎょうマンなども施工の知識に乏しい方もたくさんいます。
施工を請け負う以上は、正しい知識を常に取り入れる努力をしていくこと。
施工を依頼して頂いた方への最低限のマナーというよりは、
感謝があれば必死に正しく対応するという事は当たり前でなければいけないと思っています。
これから塗装の塗替えなどを考えておられる方も、
大事なことを少しでも理解することで、
より良い塗替え工事を施工してもらうことができると思います。
塗装の塗替え工事を、どんな事でも大事に親身になって対応させて頂きます。
地域密着で長い事やらせてもらっていますが、
これからもずっと成長し続けていきますので、辻塗装店を宜しくお願い致します。
辻塗装店にして良かったといわれる、納得の塗替えを約束いたします。
屋根 タスペーサー工法 縁切り作業の重要性
2019年2月10日
今日はカラ―ベスト・コロニアル屋根の縁切り部材のタスペーサーについて紹介します。
コロニアル屋根の塗替え時に、瓦の重なり部分を塗料で 覆ってしまうと、
台風や梅雨のような大雨のあとに漏水が発生したり、 屋根材の表面塗膜に膨れがあった場合、
膨れた部分をカットすると、 大量の水が屋根裏から流出される事があります。
これは、塗料の性質上、 屋根材と屋根材との重なり部分に塗料が溜まるためです。
「従来の縁切り工法」、この屋根材の重なり部分で、
塗料の詰まった切片の部分を 刷毛などで塗料をこそぎ取ったり、
乾燥後に皮スキなどで余分な塗料を除去する方法では不十分なため、
瓦の重なりに部材を差込み強制的に2.0~3.0ミリの隙間を 確保させる
「タスペーサー取付工法」をお勧めします。
タスペーサーは、屋根塗装(塗替え)時の縁切り作業をより適切に行なえる部材です。
従来の工法での作業時間も大幅に短縮することもでき、塗装面も傷まないので安心です。
何よりも、屋根の塗替えを行う時は、セイムのタスペーサーを使えば、
適切な作業で長期的に下地への通気性を確保できます。
コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け状況
コロニアル屋根 縁切り部材 タスペーサー工法 取付け 完了
「塗装した後のタスペーサーはどうするのか?」というご質問を受けることがよくありますが、
タスペーサーは塗装後、設置したままにします。
タスペーサーは本体に滑り止めが付いており、また塗装することで塗料が接着剤の役割りもします。
材質はポリカーボネートですので強度的にも問題はありません。
個人的な感想と意見を述べさせていただきますが、タスペーサーは便利な部材です。
作業効率も含めてですが、塗装した面を縁切工法する場合も話ですが、
屋根の部材を浮かす作業時に仕上げた塗装面を傷つけたりします。
仕上がった面に上らないといけないので、多少汚れたりもしてしまいます。
タスペーサーを使用することで、こういった難点は簡単に解消するとともに、
施工不良にならないための最善の工法として、タスペーサー工法で施工してます。
インターネットが普及して屋根塗装に関しても以前よりは情報が知れ渡るようになりました。
縁切りやタスペーサーのことをインターネットで知り、屋根塗装の見積書を見て
「タスペーサーの項目がないけど大丈夫なのか?」そういう疑問をお持ちになる方も多いようです。
タスペーサーによる縁切りは必要な工程です。
ただしすべてにおいて必要かと言えばそうでもありません!
実は必要じゃない場合があるのです!!!
屋根に4mm以上の隙間がある場合
この場合は縁切りによるタスペーサーが必要ありません。
隙間が広いためタスペーサー自体を挿入しても固定されず落ちてきます。
また同じ1軒の家においてすべての屋根にタスペーサーが必要かと言えばそうでもありません。
例えば紫外線の当たる方角の屋根は反ってくるので自然と隙間が空き、タスペーサーは不要だけど、
他の方角の屋根は隙間がないのでタスペーサーが必要だという場合もあります。
タスペーサーを挿入する必要のない場合も存在するので
タスペーサーが見積もりの項目にない=信頼できない業者ではない
これはタスペーサーに限った話ではなく一つ一つの項目に対してなぜそれが必要なのかを
きちんと説明してくれる業者が信頼できることの第一条件ではないかと思います。
鉄部塗装 研磨除去できない箇所の防錆処理について
2019年2月8日
今日は鉄部の錆について少しばかり詳しく説明させて頂きます。
そもそも錆というのは・・・
↓↓↓↓↓
空気や湿気などの作用で金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの皮膜。
鉄の赤サビ・黒サビ ・ 銅の緑青(ろくしょう) ・ 亜鉛メッキ等白サビなど
鉄部の錆が発生している箇所に対して、いきなり錆止め塗料を塗装してもダメなんです。
知らない施工業者もいますが、正しく作業しようとしない施工店もありますので紹介いたします。
研磨作業で除去作業を施工しようとしても、歪な形状のものや、薄い板金など
電動工具で落とせない箇所だったり、穴が開いてしまう状況なども多くあります。
戸建て住宅の塗装の場合も良くありますが、錆が飛散させられない状況など
なかなか錆を落とす作業などが困難な状況の場合につきましては、
優れた防食下地処理施工があります。
錆除去の厳しい状況
日本ペイントさんの【ハイポンサビスタファイン】という材料です。
弱溶剤錆面素地調整補助材という材料になります。
こういった見えないひと手間を加えることで防食性能がグンと上がります。
ハイポンサビスタファインとは
錆の残存箇所にタッチアップ補修塗装するだけでイオントラップ剤の効果により
残存錆からの影響を軽減し防錆性を向上します。
変性エポキシ樹脂塗料との組み合わせで3種ケレンの素地調整でも優れた防食性があります。
錆び面にしっかり浸透して固着するので、優れた付着性もある防食補助材料です。
日本ペイントさん ハイポンサビスタファイン
※あくまで錆止め塗装を施工する前の作業ですので、錆止め塗装は必ず必要です。
塗装工事には表面上の上塗り材料や下塗り材料などの他にも、こういった知識が重要になります。
なんとなくで受注して施工している業者ではなく、一つ一つ正しい作業を理解していないと、
ただ施工するだけ、塗り替えるだけでは、本物の改修工事はできないと思っております。
しっかり内容を会社全体で把握して、実践していくことで、良い工事ができると信じてます。
見積り内容すらあまり理解していない施工店が多く存在するのも現実です。
塗装工事は 安ければ良い・高ければ良い という事は絶対にありません。
どんな作業をするのか、明確な答えを持っている施工店を選ぶと良い工事ができると思います。
今回は錆面素地調整補助材のハイポンサビスタファインについての記事になります。
また色々と役に立つ情報を発信していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。