I様所有物件 飯塚市 スレート屋根塗装工事 施工完了
こんにちは、辻塗装店の辻良太と申します。
最近は色々とやるべきことが多くブログ更新遅れました。
引き続きにはなりますが、飯塚市の弁分にありますI様所有物件の屋根塗装を紹介いたします。
前回お話しした通り、築40年超えのスレート屋根の塗り替えになります。
本来は葺き替えを推奨はしておりますが、賃貸で雨漏れがなく、予算を考慮し塗り替えで施工しております。
棟板金のみ既存撤去の新規取り替えにて、前回ブログで紹介してます。
まずは屋根の下塗りの1回目の施工写真になります。
製造時期が良かったのか、素材の強度は保たれており割れなどは2ヶ所しかなかったです。
スレート屋根は強度が弱いもには施工途中に歩くだけで割れたりしますが、一切割れなかったです。
下塗りには含浸補強効果の強いファインパーフェクトシーラーを使用しております。
中にがっちり浸透し、中から固めて、表面に塗膜を形成する下塗り材です。
造膜シーラーという種類になり、シーラー系の下塗りでは一番優れた機能を持つ材料になります。
色々な意見が飛び交う事もございますが、日本ペイントさんの高い技術のこもった下塗り材です。
こういった状況の場合には、ファインパーフェクトシーラーを複数回塗る必要があります。
次は2回目のファインパーフェクトシーラー塗布状況になります。
吸い込みがなくなるまで塗布してあげることが大事になります。
1回目の下塗りから2回目の施工をするまでは、最低4時間は空ける必要があります。
陶器などの気温の低い時期になりますと、8時間以上の間隔が必要がありますので、
2回目の下塗りは翌日以降になります。
より確実に効果を発揮するために、間隔は必ず守ることが大事になります。
次の工程はタスペーサーの取り付けになります。
縁切り部材のタスペーサーを取り付けてます。
毎度紹介しておりますタスペーサーについて簡単に説明します。
あ屋根材と屋根材の間には「すきま」が重要になってきます。
雨などで、屋根裏には様々な経路で水が侵入しますが、
これらの水が逃れられる隙間が上下の屋根材間にはなくてはなりません。
その隙間を塗り替えする事により塗料で塞いでしまうと、
屋根材重なり部分から侵入してきた雨水が排出されなくなり、
屋根裏面に雨水が浸透し屋根下地の腐食や雨漏りの原因になってしまいます。
そのために、塗り替えをした場合には、元の隙間がある状態にしておかなけらばならないのです。
そこでタスペーサーというカーボン製の専用部材を小口の大事な隙間をに取り付けることで、
塗装後の不具合が起きないようにします。
高圧洗浄から完成まで、全ての工程は同じように大事になります。
次の塗装作業は上塗りの1回目の作業になります。日本ペイントのファインパーフェクトベストを使用してます。
上塗り作業の1回目の工程を、中塗りなどと呼んだりもします。
基本的に3回塗りが主流にはなりますが、
今回は下塗り2回の上塗り2回の合計4回塗りになります。
1回目の上塗りはブルー色で在庫を使用させていただきました。
塗布量などをしっかり守ることで、正しい塗膜を形成でき耐候性に繋がります。
2回目の上塗り作業【仕上げ】はモスグリーンになります。
1回目と2回目はの塗装色が違うのは、使用期限が過ぎていない在庫がある場合に
中塗りとして使用可能な在庫がある場合に、色を変えて施工することもあります。
施工上も全く問題はありません。
中塗りと上塗りの色を変えても変えなくても、作業は一切変わらないです。
正しく施工を守る人が施工すれば、何の作業も正しくできます。
未だに、上塗りを1回塗りで仕上げる会社もあるということを耳にしたりします。
本当に手抜きとかそんなレベルではありません。話にならないぐらい安すぎる会社がありますが、
正しいことを、当たり前にする会社はたくさんありますが、金額だけを見られると厳しいです。
これが正規の値段をとってても、高い値段の会社でも、手抜きはあるみたいなので大変です。
やはり大事なのは、お客様自身が少しでも知っておく必要もあるのかなって思います。
正しくやろうとする会社は、言ってる言葉に責任をもって作業します。
やるべきことを把握して、実際の状況が違う場合でも対応することができます。
塗装作業~対応できるすべての工事に想いを込めて誠心誠意尽くすことが、自分たちのためになります。
下記写真は、完了写真です。
下塗りから上塗り作業まで正しく施工することで、
塗料の本来の耐久性は実現できます。
正しい業者さんはたくさんあります。そうでない会社もたくさんあります。
お客様自身が、どん欲に質問すること、ある程度の知識を持つことで、
ただ仕事がとりたいだけの何も作業を知らない営業を見抜くことができると思います。
せっかくの改修工事、塗装工事は安いものではありませんが、意味のない工事にならないように、
少しでも参考になればと気持ちを伝えさせていただきました。
私も、本当にまだまだな部分はありますが、しっかり向上心をもって工事に向き合っていきます。
またブログも更新いたしますので、宜しくお願い致します。