筑紫野市 G様邸 コロニアル屋根 塗替え工事 タスペーサー縁切り工法~仕上げまで
こちらは筑紫野市のG様邸のコロニアル屋根塗装工事です。
前回の続きとしまして、縁切工法~仕上げ塗装までの流れを紹介していきたいと思います。
先ずは縁切り工法タスペーサー取付け状況の写真です。
下塗りが充分に乾燥しましたら、タスペーサーを挿入していきます。
メーカーでは標準的な大きさのスレート屋根材の場合、1枚につき2個挿入するダブル工法を推奨しています。
910mm幅の場合、左右それぞれ15cmのところに挿入します。
下塗りが乾燥した後にタスペーサーを挿入する理由は塗料によって溶けてしまうことを防ぐためです。
もちろん、溶剤に対して耐性がある素材を使用していますが、リスクを最小限にするためです。
挿入しにくいところは工具を使いながら広げて挿入していきます。
本来の手作業での縁切り工法では、すべてのスレート重なり部分を屋根塗装が全て終わった後に、
皮すきやカッターで重なり部分に切り込みを入れ、隙間を確保する方法でしたが、
縁切り作業中に仕上げた塗装面の塗膜が剥がれてしまったり、傷つけてしまうことがあり、
塗装の乾燥も十分に待つ必要があり、作業時間などもかなりかかってしまうなどのデメリットがありました。
タスペーサーを利用することで、
仕上げた塗装面を傷つけるリスクもなく、汚れてしまう心配もありません。
しっかり確実に重なり部分の隙間を確保することができます。
作業時間が大幅に短縮しますので、総合的な費用としては安く済みます。
縁切工法の存在すら知らない業者や営業マンなどもいますので、
お客様がしっかりと勉強をすることで、こういったリスクは回避できます。
細かい事が重大な施工不良につながりますので、
コロニアル屋根塗装を検討しておられる方々は、ぜひ頭に入れておく必要があります。
いよいよ上塗り材料の塗装作業に入っていきます。
ファインパーフェクトベストを中塗りとして1回目の塗布作業を施工しております。
しっかり規定量を守りながら、刷毛とローラーを使用しながら塗装していきます。
屋根塗装作業ですので、塗料が飛散したりすることがないように丁寧に施工する必要があります。
こちらは2回目の塗布作業になります。
しっかりと1回目の塗装が乾燥してから、2回目の塗装作業を施工します。
1回目と同様に、しっかりと規定量も守りながら、塗膜を十分に確保し作業する必要があります。
材料を絶対にケチらずに、しっかりとキレイに施工することで、優れた耐久性を発揮します。
これでコロニアル屋根の塗装作業の完了です。
下塗り 中塗り 上塗り の塗装工程を正しくしっかり厳守することで、
より美しく仕上げることができます。
今回の仕上げ材料には、ファインパーフェクトベストを使用しております。
2液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料というシリコングレードを超える優れた耐久性を持つ塗料です。
ラジカル制御技術によって、紫外線による塗膜の劣化を防ぎます。
ラジカル制御は色褪せにも効果を発揮しますので、屋根塗装直後の綺麗がいつまでも長続きします。
もちろん、防藻性・防かび性も備えていますから、藻やカビの発生も防ぎます。
環境や立地にもよりますがほとんどの場合、外壁よりも屋根の方が日当たりがよく、それが長時間に上ります。
紫外線を浴びる時間も長くなるので、それらに対抗できるような耐候性の高い塗料が求められます。
ラジカル制御形塗料のファインパーフェクトベストはそうした環境でも安心して使える塗料の一つになります。
シリコン以上の耐用年数で、なおかつお値段も控えめですから、特にお勧めしております。