鉄部塗装 研磨除去できない箇所の防錆処理について
今日は鉄部の錆について少しばかり詳しく説明させて頂きます。
そもそも錆というのは・・・
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空気や湿気などの作用で金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの皮膜。
鉄の赤サビ・黒サビ ・ 銅の緑青(ろくしょう) ・ 亜鉛メッキ等白サビなど
鉄部の錆が発生している箇所に対して、いきなり錆止め塗料を塗装してもダメなんです。
知らない施工業者もいますが、正しく作業しようとしない施工店もありますので紹介いたします。
研磨作業で除去作業を施工しようとしても、歪な形状のものや、薄い板金など
電動工具で落とせない箇所だったり、穴が開いてしまう状況なども多くあります。
戸建て住宅の塗装の場合も良くありますが、錆が飛散させられない状況など
なかなか錆を落とす作業などが困難な状況の場合につきましては、
優れた防食下地処理施工があります。
日本ペイントさんの【ハイポンサビスタファイン】という材料です。
弱溶剤錆面素地調整補助材という材料になります。
こういった見えないひと手間を加えることで防食性能がグンと上がります。
ハイポンサビスタファインとは
錆の残存箇所にタッチアップ補修塗装するだけでイオントラップ剤の効果により
残存錆からの影響を軽減し防錆性を向上します。
変性エポキシ樹脂塗料との組み合わせで3種ケレンの素地調整でも優れた防食性があります。
錆び面にしっかり浸透して固着するので、優れた付着性もある防食補助材料です。
※あくまで錆止め塗装を施工する前の作業ですので、錆止め塗装は必ず必要です。
塗装工事には表面上の上塗り材料や下塗り材料などの他にも、こういった知識が重要になります。
なんとなくで受注して施工している業者ではなく、一つ一つ正しい作業を理解していないと、
ただ施工するだけ、塗り替えるだけでは、本物の改修工事はできないと思っております。
しっかり内容を会社全体で把握して、実践していくことで、良い工事ができると信じてます。
見積り内容すらあまり理解していない施工店が多く存在するのも現実です。
塗装工事は 安ければ良い・高ければ良い という事は絶対にありません。
どんな作業をするのか、明確な答えを持っている施工店を選ぶと良い工事ができると思います。
今回は錆面素地調整補助材のハイポンサビスタファインについての記事になります。
また色々と役に立つ情報を発信していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。