太宰府市 M様邸 住宅 外壁 屋根 塗装工事
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こちらは太宰府市のM様邸の塗装工事を施工させて頂きましたので紹介します。
こちらのM様邸の住宅は外壁屋根塗装工事を施工させていただきました。
外壁の見た目がが変わっていないのでそこも紹介いたします。
まずは外壁シーリング工事について
まずはシーリングの打替え工事から作業させて頂きました。
既存のサイディングボードの目地【柔らかい部分】の打替え作業を施工し、
破風部分 サッシ廻り 幕板の取合いなどなど、
必要箇所はすべて打ち替えております。
シーリング材料にはコニシボンドさんのボンド MSシールを使用してます。
変性シリコン系ノンブリード 2成分形の低モジュラス。
伸縮に対する追随性に優れるため、
サイディングボードムーブメントが大きく幅の広い目地に適しています。
サイディングなどの外壁材は温度変化によって伸縮し、目地幅などが変化します。
このようにムーブメントが働く目地のことをワーキングジョイントといいます。
ムーブメントが生ずる原因としては温度・湿度の変化に伴う
部材の変形や地震に伴う層間変位や風による部材のたわみ等が挙げられます。
したがって、目地設計ではシーリング材の接着性、
ムーブメント追従性、耐久性、施工性などを十分考慮して目地設計をし、
目地幅、深さを決定しなければなりません。
また、ワーキングジョイントの場合3面接着にすると、
ムーブメントによりシーリング材に局部的な応力が生じ破断しやすいので
3面接着の防止をする必要があります。
2面接着になるように底面のボンドブレーカーなどの
徹底と確認作業も大事な知識です。
外壁塗装について
今回の外壁の状況を考慮しクリア仕上げにしております。
サイディングボードの劣化前に施工することで、
既存の模様をそのままに塗装することができます。
ピュアライドUVプロテクトクリヤーの耐用年数は、
メタルハライドランプ式耐候性試験機によって
12年~15年と報告されています。
樹脂グレードで分類するとセラミック系塗料にあたります。
外壁の劣化原因として一番大きな影響を及ぼすとされているのは
太陽による紫外線になりますが、UVプロテクトクリヤーは、
セラミック樹脂(硅素(Si)と酸素(O))が
非常に細かく含有されているので、
紫外線による色落ちや色あせを最小限に抑えてくれます。
他にも防カビ・防藻性や親水性も期待できるので
外壁に汚れが付きずらいことも耐久性が高いことの理由になります。
外壁サイディングボード専用の保護クリアなので、
2回塗りにて仕上げることができます。
屋根塗装について
屋根はスレートのコロニアル屋根でしたので、
ファインパーフェクトベスト強化シーラーを下塗りしました。
上塗の材料にはファインパーフェクトベストを使用しました。
外壁に比べて多量の紫外線照射を受ける屋根を守るため、
パーフェクトシリーズの「ラジカル制御」技術を踏襲した
屋根用のパーフェクトシリーズの塗料です。
2液型の強じんな塗膜と優れた作業性が両立された高耐候屋根用塗料です。
藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を長期に渡って維持してくれます。
スレートの屋根は特に下塗りが大事ですので、良い材料を必ず使ってます。
もちろんすべて大事なのですが、吸い込みが激しかったりするので、
気にかけて作業してくれる施工店じゃないと、耐久年数に必ず差が出ます。
状況次第では下塗りを3回塗りで施工することもあります。
本当に重要で、正しい知識が必要な、大事な工程です。
正しい提案と、助言をしてくれる、施工店を強くお勧めいたします。
塗装にかける思いが強い施工店では、
しっかり下塗りを大事に進めてくれると思います。
スレートのコロニアル屋根の大事な情報です。
縁切り部材・タスペーサー工法
従来の縁切り工法は、皮スキやカッターなどの工具を用いて、
乾いた塗料を剥がしていく工法ですが、
以下のような問題点がありました。
とても手間のかかる(2人がかりで丸1日)工程が増え費用も増える
しっかりと乾燥していないまま行うと再び隙間が埋まってしまう恐れがある
乾燥後に屋根に登り行なうので、綺麗になった屋根を汚してしまう
縁を切った部分の塗装が傷む
これらを解消するために出てきたのがタスペーサー工法です。
タスペーサー工法は、タスペーサーという隙間を確保する器具を
下塗り後に取付ける工法です。
挿入しづらいところはエスパッターを使います。
この縁切りの為の作業をすることで、
本当の意味のある塗装工事になります。
4mm以上のスペースが空いてしまっている屋根では、
タスペーサーを使用する事が難しいです。
必ずではなく、こういった状況では必要がない場合もあります。
軒裏天井塗装について
多機能タイプの環境配慮形水性つや消し塗料。
内装・外装の各部位に塗装可能です。
1液水性反応硬化形なので、密着性にすぐれています。
また、※やに止め性、付着性、耐水性などにもすぐれています。
落ち着きのある艶消し材料で、住宅の軒裏に頻繁に使用してます。
耐候性よりも透湿性が必要な箇所になります。
住宅の状況を判断し決定しております。
今回はM様邸の紹介をさせて頂きました。
この他にも紹介できていない物件が多数ありますので、
順番は前後いたしますが、随時紹介していきたいと思います。
最近のお見積もりで前回工事の施工不良など、
多々見受けられる部分がありました。
施工を発注するお客様自身にも大事な情報をお届けしたく
長々となってしまい申し訳ありません。
しかし大事な情報を書くのは簡単なことになります。
いかに先のことを考え正しいことを、
正しく取り組んでいくことのほうが重要です。
工法や塗装する部材などの状況によるリスクなど、
できる限りお伝えしていきたいと思います。
まだまだ学んでいくことだらけですが、
今後に繋がっていくように取り組んでいきます。
辻塗装店ではしつこい営業や不安をあおるようなこと
一切しないことをお約束いたします。
お気軽にお見積もりなどご相談ください。
※使用材料まとめ※
外壁材料 日本ペイント株式会社
ピュアライドUVプロテクトクリア
サイディングボード用外壁保護クリヤー
屋根材料 日本ペイント株式会社
下塗り:ファインパーフェクトベスト強化シーラー
上塗り:ファインパーフェクトベスト
屋根縁切部材 株式会社セイム
タスペーサー02 脱気緩衝材 縁切工法
鉄部材料 日本ペイント株式会社
下塗り:ファインパーフェクトシーラー
上塗り:ファインパーフェクトトップ
樋付帯材料 日本ペイント株式会社
下塗り:ファインパーフェクトシーラー
上塗り:ファインパーフェクトトップ
軒裏材料 日本ペイント株式会社
下塗り:ファインパーフェクトシーラー
上塗り:水性ケンエース