家を建てたハウスメーカー以外に外壁塗装って頼めるの?
「しっかりした長持ちする家が欲しい」
「こだわりの詰まった家にしたい」
など、様々な想いをもってハウスメーカーで家を建てたことと思います。
建ててから10年、「そろそろ外壁塗装を!」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
大切にしているご自宅のメンテナンスですから、失敗の無い選択をしたいものです。
家のメンテナンスについても、建ててもらったハウスメーカーに相談される方が多いでしょう。
しかし、いざ見積もりをとってみると、金額の高さに戸惑うかもしれません。
高い金額には、技術力の高さが反映されていると感じられるかもしれません。
ところが、実際は高い費用の内訳には広告費や中間マージンなど、塗装工事に必ずしも必要ではない金額が含まれているのです。
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する前に、メリットデメリットを知って、自分に合った業者選びをしましょう。
目次
- ハウスメーカーで建てた家のメンテナンスはどうする?
- 外壁材の目地もチェック
- まずは劣化状況の診断がおすすめ
- ハウスメーカー以外に塗装を頼める?
- ハウスメーカーで塗装するメリット
- ハウスメーカーで塗装するデメリット
- ハウスメーカー以外の選択肢
- 地元の塗装業者がおすすめ
- 外壁塗装のお悩みは辻塗装にご相談ください
ハウスメーカーで建てた家のメンテナンスはどうする?
ハウスメーカーで建てた家って高級感があり、魅力ですよね。
使っている素材も、ひとつひとつにこだわりが感じられます。
各社、外壁材は新しい技術が次々と開発されており、光触媒を使ったセルフクリーニング効果のある外壁材やメンテナンスフリーの外壁材も登場しています。
ただし、どのハウスメーカーでも高機能の外壁材が使われているとは限りません。
ハウスメーカーごとに特色は違いますし、設計時にどのグレードの商品を採用するかによっても違います。
外壁の塗装は、一般的には10年に1度程度と言われていますが、現在新築で建てられているハウスメーカーの戸建ての中には再塗装まで60年という商品もあります。
一方で、一般的な外壁材と同様10年に1度の再塗装を推奨している商品もあり、再塗装までの年数はまちまちです。
このように、新築時にどのような外壁材を使っているのかで、その後のメンテナンスに大きな違いが出てきます。
外壁塗装を検討されている方は、まずはどのような外壁材が使われているかを正確に把握するところから始めてください。
外壁材の目地もチェック
窯業系サイディングやタイルの外壁の場合には、外壁材を貼り合わせる場所に継ぎ目があります。
ご自宅に使われている外壁材が、メンテナンスフリーのものや長期間塗装不要の外壁材だった場合も、継ぎ目にコーキングが施されている場合は注意が必要です。
なぜなら、コーキングは必ずしも外壁材と同じ程度の耐用年数とは限らないからです。
コーキングも年々改良されていますが、それでも一番耐用年数が長いものでも30年程度と言われています。
また、耐用年数に満たなくても、置かれている環境によっては劣化が進行している場合もあります。
コーキングがひび割れてしまうと、雨漏りの原因になってしまいます。
コーキングのひび割れが見つかった場合や、ある程度の年数が経過している建物の場合は劣化が心配です。
まずは、専門の業者に劣化状況のチェックをしてもらうと良いでしょう。
まずは劣化状況の診断がおすすめ
60年塗装不要と言われていても、60年の間何もしなくて良いわけではありません。
なぜなら、予期せぬ不具合が発生していることも考えられるからです。
たとえば、台風で飛んできた飛来物が当たって傷がついているかもしれませんし、施工時の不具合で剥がれが起きてしまっているかもしれません。
耐久性の高い外壁材もそうでない外壁材も、ある程度の年数が経っていたら、一度劣化状況を診断してもらうと安心できます。
診断では、ひび割れや剥がれ、色褪せなどの状況を確認してもらいます。
ハウスメーカー以外に塗装を頼める?
診断の結果、塗装をした方が良いとなったら、塗装をしてもらう業者を探します。
この場合、まずは家を建ててもらったハウスメーカーに相談をする方が多いでしょう。
しかし、ハウスメーカー以外でも塗装をすることは可能です。
外壁塗装を専門に扱っている業者なら、どのメーカーの建物でも塗り替えに対応しています。
価格面から見ても、塗装専門業者の方が費用を抑えられることが多いです。
まずはどんな違いがあるかを知った上で、業者選びをするようにしてください。
ハウスメーカーで塗装するメリット
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する場合のメリットは次のようなものが考えられます。
大企業への安心感
CMで見かける、誰でもよく知っているような大手のハウスメーカーなら、資本面でも安定していますし、しっかりとしたノウハウを持っているので安心感があります。
利用者が多く、口コミなども収集しやすいでしょう。
また、既に家を建ててもらった時のつながりがありますので、問い合わせもしやすいでしょう。
ハウスメーカーなら、業者選びに悩まずに済みます。
新築時やメンテナンスに関する情報量が多い
外壁塗装をする際には、外壁の材質や表面の加工方法、外壁の総面積や雨樋の長さなど、多くの情報が必要です。
業者に質問をされて、資料を探し出すのは少し手間がかかります。
家を建ててもらったハウスメーカーなら、図面などの書類は揃っているはずですし、外壁材の商品の特徴は正確にわかるはずです。
メンテナンスをずっと同じハウスメーカーに頼んでいるなら、過去の記録も残っています。
正確な記録に基づいて、いまの状況に適したアドバイスをしてもらえるでしょう。
ハウスメーカー独自の施工方法
ハウスメーカーは、外壁材を独自に開発していることが多いです。
高級外壁の中には、そのままでは塗料が付きにくく、特殊な加工をしないと塗装できないものもあります。
また、メンテナンスフリーの外壁の場合は、塗装をしなくてもいいものもあります。
施工したハウスメーカーなら、お住まいの家の外壁材に最も適したメンテナンス方法を把握しているはずです。
幅広い対応力
外壁塗装と同時に窓サッシを交換したい、などの要望もハウスメーカーなら問題なく対応できます。
家に関することなら、基本的にはどのようなことでも受け付けてもらうことができるでしょう。
気になる箇所があって、外壁塗装を機にリフォームしたいという場合には、ハウスメーカーの対応力は魅力的です。
アフターフォローサービスが充実
ハウスメーカーには、新築時から10年間に雨漏りや基本構造部分に不具合が起きた時には責任を負うことが定められています。
これは、瑕疵担保責任と呼ばれるものです。
いくつかのハウスメーカーでは、10年経った時点でメーカーが定めるメンテナンスを行うことで、瑕疵担保責任を延長するサービスを設けています。
もし他社でメンテナンスをしてしまうと、瑕疵担保責任の延長はできません。
ただし、延長をする際にはそれなりの費用もかかりますので、延長が必要かどうかも検討した方がよいでしょう。
ハウスメーカーで塗装するデメリット
ハウスメーカーで塗装をする場合に考えられるデメリットには、次のようなものがあります。
費用が高い
おそらく一番大きなデメリットは、費用が高いことでしょう。
大まかには、相場より3~4割程度高くなる印象です。
外壁塗装の費用はそもそも安いものではありませんので、この差は数十万円にもなってしまいます。
費用が高くなる主な理由は、宣伝広告費と中間マージンです。
他にも施工方法が特殊な場合や、高機能な塗料を使うことで費用が上がっています。
大手ハウスメーカーは認知度を高めるために、TVCMをたくさん流し、有名人を宣伝キャラクターに採用しているので、莫大な宣伝広告費がかかっています。
この費用は巡り巡って、一軒一軒の工事費に上乗せされてきます。
また、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すると、中間マージンが上乗せされることが多いです。
これは、ハウスメーカーが外壁塗装工事を請け負う場合には、営業部門のみを自社で持ち、実際の工事は下請けの会社に委託するパターンが多いからです。
中には、下請け会社からさらに孫請け会社へ委託されることもあります。
そうなると、ハウスメーカー、下請け、孫請けが受け取るすべての利益が、工事費用に上乗せされてしまいます。
ハウスメーカーは、多くの下請け会社とつながりがあることで、工事の手配がしやすく、工期の融通が利きやすいという利点があります。
しかし、その裏では費用が高くなるデメリットも持ち合わせているのです。
品質は下請け次第
下請けや孫請けが工事するとはいえ、もし不具合が発生したら、それは元請けであるハウスメーカーの責任です。
ハウスメーカーは工事を丸投げすることはできず、監理する責任があります。
多くの下請けや孫請けは、ハウスメーカーからの信頼を失わないように、丁寧な仕事をするように心がけるでしょう。
しかし一方で、下請けや孫請けは、少ない利益で仕事を請け負っているため、どうしても工事内容にしわ寄せがいってしまうことがあります。
工事に当てる人員を減らしたり、工期を短く済ませたりすることで、人件費を抑えようとする業者も中にはいます。
また、工事内容の細かい点について確認や変更をする場合に、間に入る業者が多いほど、伝達に時間がかかります。
その上、伝達の内容が正確に伝わりにくくなってしまいます。
大手メーカーだから安心と全てお任せにするのではなく、工事中も問題が起きていないかどうか、依頼したとおりに施工されているか、などに注意しておきましょう。
塗料の選択肢が少ない
ハウスメーカーの外壁塗装の場合、下請け会社へ頼んでもできるだけ工事内容が統一されるように、使用する塗料を独自の塗料で統一していることがあります。
また、施工方法がマニュアル化されていることが多いです。
そのため、希望通りの塗料を使うことができず、高価格の塗料を使わざるを得ないこともあります。
塗料代の面でも、コスト高の傾向があります。
ハウスメーカー以外の選択肢
ハウスメーカーの外壁塗装に不安がある場合には、他の業者に工事を依頼することも可能です。
外壁塗装工事を扱う業者は多く、全国的な塗装工事チェーン店の他、地域に根付いた中小規模の塗装業者、リフォーム業者、他にも生協やホームセンターなどがあります。
ここで注意した方がよいのが、塗装工事を本業とする業者以外は、ほとんどの場合に実際の工事は下請け業者に回されるという点です。
この場合、ハウスメーカーと同様、中間マージンが費用に上乗せされてしまいます。
そのため、費用の面でハウスメーカーへの依頼を躊躇している場合にはオススメできません。
地元の塗装業者がおすすめ
コストパフォーマンスを優先したいのであれば、地元の塗装業者がオススメです。
ここからは、地元の塗装業者のメリットをいくつか挙げてみます。
ハウスメーカーに依頼しても施工は地元の塗装業者
ハウスメーカーなどの塗装を専業としない業者が、外壁塗装工事を委託する下請け先は、ほとんどの場合が地元の塗装業者です。
つまり、ハウスメーカーを通して中間マージンを支払って工事するのと、自分で直接地元の塗装業者に依頼して工事をしてもらうのでは、品質は同じということです。
その上、中間マージンが発生しない分後者の方が安く済みます。
また、直接地元の業者に依頼すれば、細かい点まで指示を正確に伝えることができるというのは大きなメリットでしょう。
業者側としても、お客様の顔が見えて直接やりとりができることと、下請けで請けるよりも利益が大きいことがモチベーションにつながります。
何かあればすぐに駆け付けてくれる
地元の塗装業者なので距離が近く、ちょっとしたことでも相談しやすい環境にあります。
誠実な業者なら、何かあればすぐに駆け付けてくれるでしょう。
ハウスメーカーでも地元の塗装業者でも、工事後には保証が付くことが多いです。
大きな不具合であれば保証で対応することになりますが、不具合というほどでもない気になる点や、どうしたらよいかと迷う点が出てくることもあるでしょう。
このような時に気軽に相談できるのが、地元の塗装業者の良さでもあります。
地元で長年営業を続ける安心感
地元で長年続けてきている塗装業者は、それだけで信頼されている証とも言えます。
地元ではすぐに噂が広まってしまうので、もし手抜き工事をしてしまえば、地元で長年経営することができないからです。
長年の実績があり、施工事例が豊富な地元の塗装業者は安心感がありおすすめです。
外壁塗装のお悩みは辻塗装にご相談ください
ハウスメーカーで建てた家を外壁塗装する際には、どのような外壁材が使われているのかを確認して、必要なメンテナンスを知ることが必要です。
外壁材の種類や表面の加工の仕方によって、必要なメンテナンスが違います。
見た目ではわかりづらいので、まずは業者に相談すると良いでしょう。
コストパフォーマンスを重視するなら、地元の塗装業者での施工がオススメです。
また、塗装を専門に長く続けてきている業者は、実績があるので安心感があります。
もし、外壁塗装の事で何かお悩みがあるようでしたら、私たち辻塗装が力になります。
辻塗装は、40年間福岡にて地域密着で営業を続けてきた塗装専門店です。
完全自社施工で営業していますので、適正価格で高品質な外壁塗装をご提供できます。
施工後には保証書もお渡しいたしますので、安心してご相談ください。