外壁塗装の色選びで失敗しない!色が与える印象からオシャレな家を作る方法
外壁塗装に色あせや小さなひびが目立ち始めたら、そろそろ塗り替えの時期となります。
大切なマイホームを長持ちさせるためにも、適切な時期に塗り替えを行うことは非常に重要なことです。
そして、いざ外壁塗装をするとなると、必ず悩むのが「色」ですよね。
せっかく高いお金を出して塗装するのですから、自分の思い通りのマイホームを実現するために、できるだけ色にはこだわりたいという方が多いと思います。
ただ、せっかくの外壁塗装で色選びに失敗して後悔が残る方も少なくありません。
そんなことにならないよう、ここでは色を決める際に注意すべきことや色の持つ印象について紹介していきましょう。
目次
外壁塗装の色選びで失敗しないための5つのチェックポイント
外壁塗装は、一度塗り替えるとその見た目のまま10年ほど共に過ごすことになります。
もし、イメージと違う仕上がりになったとしても、あなたが色を決定している以上塗りなおすことはできません。
そのため、できる限り失敗しないよう、細心の注意を払って色を決める必要があるでしょう。
ただ「色選びは慎重に」といわれても、どこに注意すべきか分からないですよね。
そこでまずは、色選びの際に注意すべきチェックポイントを5つ紹介していきましょう。
A4サイズ以上の見本で確認する
カタログなどの見本を見て色を検討する際は、面積効果に注意しなければなりません。
面積効果とは、明るい色は面積が広いほど明るく見え、暗い色は面積が大きいほど暗く見えるというものです。
要は、色のついている面積によって、同じ色でも見え方が異なるということですね。
外壁塗装では、非常に広い面積に色をつけることになります。 と言うことは、色の見本もできるだけ大きなサイズで見た方がいいということです。
特に似たような色では、小さな見本では違いを感じることが難しいです。 そのため、最低でもA4サイズ以上の色見本を1度確認するようにしてください。
A4サイズの色見本は、ほとんどの塗装業者で対応しています。 ある程度色が決まったら、気に入った色を中心に似た色を数点取り寄せて、色の見た目が変わらないか確認することを忘れないでください。 もちろん、A4より大きなサイズの見本があれば、より実際に近い状態で色を確認することができます。
太陽光にあて色を確認する
色を選ぶ際は、まず塗装業者のショールームなどでカタログを見ることになると思います。
つまり、室内で色を決めていくということですね。
室内の明かりは蛍光灯による光のため、外の環境で見る色と若干異なって見えます。
光源が変われば色の見た目も変化するのです。
そのため、ある程度色を決めたら、外に出て太陽光の下で色をチェックすることも非常に大切なことです。
これは、大きなサイズの色見本を入手してからでもいいでしょう。
できれば、朝・昼・夕方・夜と、それぞれの時間帯で色の印象を確認した方がより失敗を減らすことができます。
カラーシミュレーションをしてみる
カラーシミュレーションとは、実際の家の写真にパソコンで色をつけることで、塗装後の雰囲気が確認できるシステムです。
実際の家に色をつけた様子が確認できるので、屋根と外壁の組み合わせや細かな部分のバランスを、実際に見て確認することができます。
全体像を把握することができるので、塗り替え後のイメージを固めることに役立ちます。
ただし、あくまでシミュレーションなので、実際に塗装と完全に同じ見た目を再現することは不可能です。
パソコンで作るシミュレーションのため、再現できる色合いには限界があります。
それに、モニターを介してみる色と太陽光の元で見る色とでは違いも大きいのです。
そのため、カラーシミュレーションは、色合いや雰囲気を確認する程度のものと考えておいてください。
家の構造や形に色があっているかどうかを確認するには、カラーシミュレーションは非常に優秀なツールです。
試し塗りをしてみる
光源の違いや面積効果だけでなく、外壁の素材や凹凸の具合によっても色の見た目が変化します。
そのため、壁の一部に試し塗してもらうことが、最もイメージに近い仕上がりにすることができる確認方法となります。
ただ、試し塗りにはけっこうコストがかかるので、業者を決めてからお願いした方がいいでしょう。
それに、試し塗りをすると一部だけ色が違う状態になるので、最終決定段階でお願いすることが理想ですね。
色を絞り込んだ上で、最終確認としてお願いしてみるといいと思います。
近隣との調和も確認する
あまりに奇抜な色に外壁を塗装してしまうと、周囲の景観を壊してしまうおそれがあります。
特に住宅密集地では、奇抜な家をあまり良く思わない方もいるかもしれないので、トラブルの元になるおそれがあります。
不要なトラブルを避けるためには、あまり奇抜すぎる色は避けた方がいいかもしれません。
また、景観地区に指定されている地域では、そもそも落ち着いた色しか外壁に使用することができません。
地域によって制限は異なりますので、事前に調べておくようにしてください。
色が持つ印象から選ぶのも手
もし、「希望の色もないから色が決められない」と思うなら、色が人に与える印象から選ぶのも1つの手だと思います。
具体的な色のイメージがないとしても、「暖かみのある家がいい」などの抽象的なイメージはあるかと思います。
そのイメージに沿った色を選択すれば、あなたの理想の外壁塗装を実現することができるでしょう。
同じ形の家でも、外壁の色次第で見た目の印象ががらりと変わります。
ここでは、外壁に良く使われる人気の色が、それぞれ人に与える印象を詳しく紹介していきましょう。
白
真っ白な家は、なんとなく魅力的で憧れを抱いている方も少なくないかと思います。
白い外壁は明るさや清潔感のある印象を家に与えることができ、周囲との調和もばっちりです。
いつの時代でも人気が高いため、流行に左右されないのも魅力の1つです。
ただし、真っ白な外壁は汚れが非常に目立ちやすいです。
汚れを放置すると一気に清潔感がなくなるので、こまめな清掃が必要な色と言えるでしょう。
ベージュ
ベージュは、昔から使われる外壁塗装の色で、人気も非常に高い色となっています。
落ち着いた印象の家に仕上げることができ、見ている人に安心感を与える効果に期待できます。
白に比べてほんのり色がついているため、汚れが目立たないことも人気の理由の一つです。
シンプルなので、周囲の景観と合わせやすいのも嬉しいですね。
さらに色が薄いので、イメージと実際の色が大幅に異なることもほとんどありません。
大きく失敗することもない、外壁塗装に使われる色の中でも最も無難な色といってもいいでしょう。
グレー
グレーも、ベージュと並んで人気の高い色となっています。
モダンで落ち着いた印象を与えることができ、クールな印象もあわせ持つため、オシャレな家に仕上げることができます。
黒や白に比べ、汚れが目立ちにくいことも魅力の1つです。
洗練されたイメージが好みの方にとっては、最も扱いやすい色といえますね。
黒
黒は特に、ガルバリウム鋼板を使った家では人気の高い色となっています。
重厚感と高級感を家に与えることができ、ワンランク上の暮らしを演出することができます。
また、見た目がかっこいいのも黒が持つ魅力の1つです。
ただし、以外かもしれませんが、黒も非常に汚れが目立つ外壁の色です。
そのため、高級感を維持するならこまめな清掃が不可欠となります。
茶色
茶色は土や木を連想させる色なので、外壁とも非常にマッチしやすい色です。
茶色の外壁は、シックで大人な雰囲気を醸し出すことができます。
また、赤っぽい色合いの茶色になると、温かさも演出することができます。
ただし、茶色には非常に幅が広い種類があるため、イメージとの違いが起こりやすい色となっています。
打ち合わせを入念に行い、色の選択を慎重に行わなければ失敗する可能性が高くなってしまいます。
暖色系
薄いオレンジやピンクなど、暖色系の柔らかい色も外壁塗装によく使われます。
淡い色合いのピンクは、暖かみがあり柔らかな印象を与えることができます。
薄いオレンジは、アットホームな印象を演出することもできます。
薄い黄色はベージュの派生系のような色なので、周囲との調和も問題ないでしょう。
このように、薄い暖色系の色は、外壁塗装と非常に好相性です。
ベージュのような一般的すぎる色は避けたいという方にとっては、選択肢が広がる嬉しい存在です。
ただし、どの色にしても濃い色は周囲との調和を乱してしまいます。
色あせも激しいので、外壁塗装の色としては選択しない方が無難といえるでしょう。
寒色系
さわやかな印象を持つ青なども、外壁塗装で人気の高い色です。
薄い寒色系は、見た目にもさわやかで好印象を与えることができますね。
また、緑は自然な色なので、ナチュラルな印象に家を仕上げることができます。
自然を連想させる緑にはリラックス効果があると言われており、安心できる癒しの家に近付けることができるでしょう。
こちらもあまり濃い色にすると、周りとの調和を崩してしまうので、薄く淡い色を選択した方が無難です。
色あせもしやすくなるので、あまりビビットになり過ぎない色を選択した方がいいでしょう。
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機能の面から色を選ぶ方法
好みやイメージで外壁塗装の色を選ぶのも楽しいですが、機能面も考慮すればより良い外壁を手にすることができるでしょう。
色によってお手入れや生活環境に差が出るので、ただの色とあなどってはいけません。
ここからは、いくつかの機能面からみて優秀な色を紹介していこうと思います。
汚れが目立たない色を選ぶ
汚れが目立つ色を選んでしまったら、日々のお手入れが大変になってしまいます。
中には、「なるべく掃除しなくてもきれいに見える色がいい」と考える方もいると思います。
そのような方は、汚れが目立経ちにくい色を選ぶのがオススメです。
外壁に付く汚れは、土やほこりのような中間色であることがほとんどです。
そのため、外壁もベージュやグレーのような中間色を選ぶと汚れが目立ちにくくなります。
特に幹線道路沿いに建つ家は、排気ガスやほこりの影響で外壁が汚れやすいです。
なるべく汚れが目立たない中間色の外壁を選択すれば、薄汚れた家と思われる心配もなくなります。
遮熱機能で色を選ぶ
色によって光を反射したり吸収したりするので、外壁塗装の色は室内温度に影響を与えます。
白などの明るい色ほど光を反射するので、室内の温度上昇を抑えることができます。
一方黒のような濃い色は、光を吸収するので室内が暖まりやすいです。
季節によって一長一短はありますので、お好みに応じてきめるのもいいかもしれません。
福岡の場合、冬の寒さより夏の暑さが厳しいので、明るい色の方が室内温度という面では合っているかもしれませんね。
色あせが目立たない色を選ぶ
色の種類によって、色あせが目立つ色と目立たない色があります。
ひどく色あせすると見た目もかっこ悪いので、できるだけ色あせが目立たない色を選ぶ方が無難といえるでしょう。
色あせが目立ちやすい色は、赤や黄色といった鮮やかな色です。
元の色が鮮やかなため、ちょっと色があせただけでもかなり目立ちます。
しかも、太陽光の影響で色があせやすいといったデメリットもあります。
一方、ベージュやグレーといった中間色は、多少色あせしてもほとんど目立ちません。
いずれも外壁塗装で人気な色ですが、人気の秘訣はこういう部分にもあるのかもしれません。
それから、黒はハッキリとした色ですが、こちらも色あせには強い色となっています。
これは、黒を表現する顔料が紫外線に強いためです。
ただし、光沢がなくなると急に色あせて感じることもあるので、注意が必要な色といえます。
戸建ての外壁塗装施工事例はこちら
外壁塗装の色でお悩みなら
外壁塗装の色次第で、家の印象は180°変わるといっても過言ではありません。
一度塗装してしまうと10年は塗り替えることがないので、後悔のないよう慎重に選んでください。
もし、外壁の色で疑問があるなら、私たちに一度ご相談ください。
36年の実績を持つ私たちなら、後悔しない外壁塗装の色選びを全面的にサポートできます。
もちろん、施行の腕も確かなので、長持ちする外壁塗装を実現することができますよ。
どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせくださいね。